キーワード 評価、興行収入
評価、興行収入
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「この世界の片隅に」は、日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞を受賞した他、優秀音楽賞に選ばれた。また、キネマ旬報ベスト・テンでは2016年の邦画の1位となった。アニメーション作品が1位となったのは、「となりのトトロ」(1988)以来である。
東京国際映画祭でのワールドプレミアのあとに一般公開された。当初は全国63館での上映だったが徐々に拡大。26億円を超える興行収入となり、2016年の邦画の10位となった。
「この世界の片隅に」の関連項目
人物 1
この世界の片隅に
俳優:のん
北條すず(ほうじょう すず)は、広島の江波から呉に嫁入りする、映画「この世界の片・・・隅に」の登場人物。旧姓は浦野。江波で海苔の養殖をしている両親の元に生まれる。兄の要一、妹のすみとともに育つ。自他ともに認める「ボーッとした」性格の持ち主だが、絵を描くのが得意。8歳の頃、町で「ばけもん」に誘拐されそうになった時に少年時代の周・・・
人物 2
この世界の片隅に
俳優:細谷佳正
北條周作(ほうじょう しゅうさく)は、すずの夫である、映画「この世界の片隅に」の・・・登場人物。呉の丘の上に両親と住んでいる。仕事は、呉鎮守府の軍法会議録事(書記官)。少年時代に「ばけもん」によってすずと一緒に連れ去られそうになったことがある。すずのことをずっと覚えており、名前だけの情報から苦労してすずを探し求め、縁談を申し・・・
人物 3
この世界の片隅に
俳優:小野大輔
水原哲(みずはら てつ)は、すずの小学校時代の幼なじみである、映画「この世界の片・・・隅に」の登場人物。小学生の頃に兄を海軍の訓練で失い、両親が気力をなくしてしまったことから、自身も無気力となっている。学校の課題の風景画も描かずに丘の上から海を見ていたところをすずに見つかり、代わりにすずに白波をウサギに見立てた絵を描いてもら・・・
人物 4
この世界の片隅に
俳優:尾身美詞
黒村径子(くろむら みちこ)は、周作の姉である、映画「この世界の片隅に」の登場人・・・物。父の再就職祝いに時計を買いに行った黒村時計店の若旦那に恋し、やがて結婚。長男の久夫と長女の晴美をもうける。だが夫が亡くなってしまい、嫁ぎ先の両親と折り合いが悪くなり、しばしば実家に帰ってくる。すずが嫁入りしたあとにも戻ってきてしばらく滞・・・
人物 5
この世界の片隅に
俳優:稲葉菜月
黒村晴美(くろむら はるみ)は、径子の娘である、映画「この世界の片隅に」の登場人・・・物。5歳。径子に連れられて呉にやって来る。兄の久夫から教わったことから軍艦に詳しく、青葉が甲順であることや内火艇についてまで知っている。すずとはすぐに打ち解けて仲良くなり、巾着袋を作ってもらったりもする。すずの頭にハゲができた時にはスミを塗・・・
その他の「この世界の片隅に」のキーワード
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この世界の片隅に
「この世界の片隅に」は、「アクション」に連載されたこうの史代による同名漫画を原作・・・としている。原作を読んだ監督の片渕須直がこうの史代に手紙を書き、アニメ映画化が実現した。製作費の問題などから、原作にあるリンと周作にまつわるエピソードなどがカットされている。また、終戦を迎えて号泣するすずのセリフなどが変更になっている。
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この世界の片隅に
「この世界の片隅に」の舞台となるのは広島市と呉市である。すずは広島市南部の江波の・・・出身で、祖母の家は草津にある。江波と草津の間の海は大潮の時には人が歩けるようになり、すずたちが歩いて草津に向かう様子が描かれている。また、広島県産業奨励館(のちの原爆ドーム)や相生橋などが登場する。すずが嫁入りする北條家があるのは呉市である・・・
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この世界の片隅に
「この世界の片隅に」で描かれるのは、太平洋戦争がひどくなっていく時代である。食糧・・・難が進み、苦しい食生活を強いられる様子が描かれている。また、空襲もどんどん激しさを増し、空襲で落とされた時限爆弾によって晴美は亡くなり、すずは右手を失う。さらには広島に落とされる原爆についても描かれる。終戦を迎えた時には、信じてきたものが崩・・・
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この世界の片隅に
太平洋戦争による食糧難のため、すずは乏しい食材で工夫をして食事を出す。一方で、闇・・・市では配給の金額の数十倍の金額で何でも売っていることが描かれている。また、戦争後には進駐軍の残飯(タバコの箱の紙くずが入っている)を食べたすずや径子が、おいしさに震える姿を見せる。
すずが工夫して作る料理には以下がある。
食材:イワシの干・・・
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この世界の片隅に
呉は軍港で軍需工場もあることから、空襲に襲われる。戦争が進むにつれて、空襲の頻度・・・は高くなる。北條家には防空壕が作られ、焼夷弾によって家が焼かれそうにもなる。すずは屋外で何度か空襲にあい、円太郎や周作に助けられる。だが、空襲の後に落とされた時限爆弾の爆発に巻き込まれ、一緒にいた晴美は亡くなり、すずは右手を失ってしまう。
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