キーワード バロン(猫の人形)
バロン(猫の人形)
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バロンは、西が営んでいる古道具屋「地球屋」に置かれている猫の人形。フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵という名前である。目にはめられた石に光が当たるとキラキラと光る。エンゲルスツイマー(天使の部屋)と呼ばれるもので、布張りの時に職人が偶然つけた傷によってできるのだという。
西の大切な宝物である。戦前に、西はドイツに留学していた。その時に、ネコのバロンの人形を気に入るが、修理に出している恋人の人形とセットのために売ってもらえなかった。だが、ルイーゼという女性が、修理から戻ってきた恋人の人形を買って、日本に帰国した西に届けることを申し出てくれ、西はバロンを買うことができた。すぐ後に戦争が勃発し、西はルイーゼと再会することができず、バロンも恋人と一緒になることはできなかった。地球屋でうたた寝する西が、ルイーゼが訪れる夢を見るシーンがある。
雫は、バロンを自分の書く物語の主人公とし、西の承諾をもらう。物語の中でのバロンは、雫の姿をした少女を導く役をする。
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セリフ・名言 16
耳をすませば
1:16:00頃
雫の書いている物語の主人公バロンは、古道具屋「地球屋」に置かれ・・・ていたネコの人形がモデルである。物語の中のバロンが、鉱脈を探すために空を飛ぶ前に、小説の中の少女(雫の姿をしている)に呼びかける言葉。・・・
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