登場人物・キャスト 舟を編む

馬締 光也(松田 龍平)

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『舟を編む』予告編

馬締光也は、玄武書房の辞書編集部員である、映画「舟を編む」の登場人物。大学時代で言語学を学んでおり、わからない言葉があれば辞書を引く。大学時代から「早雲荘」に下宿しており、大家のタケが新しい下宿人を募らなくなったことから、タケと2人で暮らしている。

営業部に所属していたが、コミュニケーション能力の低さから営業成績はよくなく、周囲からは変人扱いされている。だが、自分の後任を探す荒木に能力を認められて辞書編集部員に引き抜かれる。新しいタイプの辞書「大渡海」の編集に携わるようになり、辞書づくりの面白さに魅了されていく一方で、果てしない辞書づくりの作業や奥深さに恐怖も感じるようになる。そんな中、下宿するタケの孫で早雲荘に住むことになった香具矢に一目ぼれをして、仕事が手につかなくなる。

辞書編集部の先輩である西岡正志や佐々木薫のアドバイスで、ラブレターを書くことにする。だが、筆を使った達筆なラブレターを書き上げてしまう。ラブレターを受け取った香具矢からは、読めないラブレターを渡されたことへの怒りをぶつけられるものの、思いは届き、恋は成就する。大渡海が中止になるかもしれないと聞いた時には、西岡と一緒に局長の村越を説得に行き、「辞書と名のつくものは辞書編集部で作る」という村越の条件を受け入れる。

12年後には、主任に昇進して大渡海の責任者となっている。香具矢とは結婚し、タケが亡くなったあとの「早雲荘」に住んでいる。辞書づくりが大詰めを迎える中、辞書の監修者で辞書づくりの楽しさを教えてくれた松本朋佑が食道がんとなり、完成を急ぐ。「血潮」という単語が抜けている大きなトラブルが発生するものの何とか乗り切る。だが、松本は完成を待たずに亡くなってしまい、悔しさをにじませる。

出版記念パーティでは、荒木や馬締に感謝を述べる松本の手紙を荒木から見せてもらい、辞書づくりへの情熱を新たにする。一方、香具矢には「これからもお世話になります」と頭を下げる。

・早雲荘の部屋にやって来るネコを「トラさん」と呼んでかわいがっている。トラさんを追いかけて、物干し場にいる香具矢と初めて出会い、恋に落ちる。

・常に用例採集は欠かさず、香具矢に付き合って合羽橋に行った時には、包丁の種類を聞いて用例採集を始める。また、松本とともにファストフード店で女子高生の会話に聞き耳を立てて、気味悪がられたりもする。

・辞書づくりの大変さが分かって恐怖感を抱き、海に散らばった用例採集カードを必死にかき集めるものの、海の中に沈んでしまう悪夢を見る。

キャスト

馬締光也を演じているのは、松田龍平。公開時30歳頃。松田優作と松田美由紀の長男。本作で、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した。大島渚監督「ご法度」(1999)のほか、「青い春」(2002)、「探偵はBARにいる」シリーズ(2011-)などでも知られる。同時期の映画出演作には、「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」(2013)、「まほろ駅前狂騒曲」(2014)、「北のカナリアたち」(2012)などがある。

「舟を編む」の関連項目

セリフ・名言 2 舟を編む

荒木「“右”という言葉を説明できるかい?」

0:10:05頃 定年で退職することになった荒木は、自分に代わって辞書制作を任せ・・・られる人物を探す。辞書編集部員の西岡に教えられた馬締という人物に、荒木は「右」の意味を聞く。答えることができた馬締を、荒木は辞書編集部に引き抜く。 ・・・
セリフ・名言 5 舟を編む

タケ「みっちゃん。ちょっと男前になったね」

0:19:35頃 辞書編集部に配属された馬締は新しいタイプの辞書「大渡海」制作に・・・かける監修者の松本の情熱を感じ、自らもやる気をみなぎらせる。さっそく大量の辞書を書店で購入した馬締と、馬締の住む下宿の大家であるタケの会話。 ・・・
セリフ・名言 8 舟を編む

松本「“恋”の語釈は、馬締さんに書いてもらいましょう。きっと生きた語釈ができます。そのためにも、その恋をぜひ進展させましょう」

0:41:30頃 馬締は、タケの孫娘で一緒の下宿に済むようになった香具矢にひと目・・・で恋に落ちる。そして、馬締は仕事が手につかなくなってしまう。馬締の恋を知った辞書編集部のメンバーは、馬締の恋を応援するのだった。香具矢との恋が成就したあと、馬締は「恋」の語釈を完成させる。 ・・・
セリフ・名言 10 舟を編む

西岡「なんで筆選んじゃったの?戦国武将じゃねんだぞ、おまえ」

0:56:30頃 香具矢に恋をする馬締は、編集部の佐々木のアドバイスもあって恋文・・・を書くことにする。ようやく書き終えた馬締の恋文は、筆で達筆に書かれていた。感想を求められた西岡は、筆で書かれた恋文に驚きの声を上げる。 ・・・
セリフ・名言 13 舟を編む

字幕「成就すれば、天にものぼる気持ちになる」

1:16:20頃 馬締が恋をしたことを知った辞書「大渡海」の監修者である松本は、・・・馬締の恋を応援する。そして、「恋」の語釈は馬締に書いてもらうことにする。香具矢との恋が成就した馬締は、それまで書けなかった「恋」の語釈を完成させるのだった。 ・・・
セリフ・名言 16 舟を編む

松本「“キモい”は採集済みですね?」 馬締「もちろんです」

1:36:05頃 いよいよ辞書「大渡海」の制作が大詰めに差しかかり、校正作業を進・・・めながらも、新しい言葉の収集も行われる。ファストフード店で女子高生の会話に聞き耳を立てる松本と馬締は、女子高生に気持ち悪がられる。 ・・・
セリフ・名言 17 舟を編む

馬締「間に合わなかったよ」

2:00:30頃 辞書「大渡海」の監修者である松本が食道がんとなってしまう。辞書・・・づくりに情熱を燃やしてきた松本が生きている間に、なんとか「大渡海」を完成させようと努力してきた馬締だったが、松本の死には間に合わなかった。葬儀の後、香具矢が作ってくれたソバを食べながら、馬締は無念の言葉を口にする。香具矢は横に座って馬締をな・・・
セリフ・名言 19 舟を編む

荒木「15年か、長かったな」 馬締「僕には短く感じられました」

2:06:00頃 辞書「大渡海」がついに完成する。完成記念パーティで、スタートか・・・ら大渡海に携わった荒木と馬締が、制作にかかった15年に思いをはせる。馬締と香具矢の恋、監修を務めた松本の死、制作中止の危機など、15年の間にはいろいろなことがあった。 ・・・
セリフ・名言 20 舟を編む

香具矢「みっちゃんてやっぱりおもしろい」

2:08:15頃 15年の年月をかけて、新しい辞書「大渡海」が完成する。辞書の完・・・成を待たずに亡くなってしまった監修者の松本が愛した海を眺めながらの、馬締と香具矢のやりとり。香具矢は、出会った当初から馬締のことを「おもしろい」と評していた。 ・・・

その他の「舟を編む」の登場人物・キャスト

人物 2 舟を編む

林 香具矢

俳優:宮﨑 あおい 林香具矢は、タケの孫娘である、映画「舟を編む」の登場人物。27歳。高齢のタケの面・・・倒を見るためと、板前修業のために京都から東京にやって来る。タケが大家をしている「早雲荘」に住み、馬締と知り合う。湯島の「梅の実」で板前修業をし、早雲荘でも煮物の練習をして馬締に味見をしてもらったりもする。馬締からラブレターを受け取るものの達・・・
人物 3 舟を編む

西岡 正志

俳優:オダギリ ジョー 西岡正志は、玄武書房の辞書編集部員である、映画「舟を編む」の登場人物。辞書編集部・・・での馬締の先輩。明るく軽い性格でコミュニケーション能力が高い。玄武書房に勤める三好麗美と付き合っているが、会社ではあまり大っぴらにしていない。辞書の監修を務める松本からはあまり信頼されていない。 辞書編集部を支えてきた荒木公平が定年で退職・・・
人物 4 舟を編む

松本 朋佑

俳優:加藤 剛 松本朋佑は、辞書「大渡海」の監修者である、映画「舟を編む」の登場人物。玄武書房の・・・辞書編集部員である荒木とは長い付き合い。常に用例採集を欠かさない姿を見せる。新語や俗語なども積極的に掲載する新しいタイプの辞書「大渡海」づくりに情熱を燃やす。自宅は千葉の海の近くで、妻の千恵と2人暮らし。 荒木が定年退職することになり、「・・・
人物 5 舟を編む

荒木 公平

俳優:小林 薫 荒木公平は、玄武書房の辞書編集部員である、映画「舟を編む」の登場人物。辞書づくり・・・を38年間続けてきたベテランで、監修者の松本朋佑からの信頼も厚い。妻の体調が良くないために、定年で退職することを決める。自分の代わりを「身命を賭して見つける」と松本に宣言し、「右」の意味を説明できた馬締を編集部に引き抜く。 「大渡海」の制・・・
人物 6 舟を編む

佐々木 薫

俳優:伊佐山 ひろ子 佐々木薫は、玄武書房の辞書編集部に勤める契約社員である、映画「舟を編む」の登場人・・・物。事務作業を担当する縁の下の力持ち。「大渡海」の見出し語選定のためのチェック表をコンピューターに入力するといった作業を行っている。馬締が香具矢に恋をしたことを知り、すぐに香具矢が修行する小料理屋に予約を入れる。また、馬締にラブレターを送る・・・
ストーリー 舟を編む

ストーリー・あらすじ紹介

舟を編むのストーリー・あらすじ紹介。
セリフ・名言 舟を編む

セリフ紹介

舟を編むのセリフ紹介。
音楽 舟を編む

音楽紹介

舟を編むの音楽紹介。
キーワード 舟を編む

キーワード紹介

舟を編むのキーワード紹介。
  • 作品

ミッション:インポッシブル

公開年 1996年
製作国 アメリカ
監督  ブライアン・デ・パルマ
出演  トム・クルーズ、ジョン・ヴォイト
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明日に向って撃て!

公開年 1969年
製作国 アメリカ
監督  ジョージ・ロイ・ヒル
出演  ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード
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最強のふたり

公開年 2011年
製作国 フランス
監督  エリック・トレダノ、オリヴィエ・ナカシュ
出演  フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、アンヌ・ル・ニ、オドレイ・フルーロ
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プライベート・ライアン

公開年 1998年
製作国 アメリカ
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2001年宇宙の旅

公開年 1968年
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監督  スタンリー・キューブリック
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桐島、部活やめるってよ

公開年 2012年
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監督  吉田 大八
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