キーワード 銭湯「幸の湯」
銭湯「幸の湯」
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幸野一浩と双葉の夫婦は、銭湯「幸の湯」を営んでいた。幸の湯には大きな富士山の絵が描かれている。だが、一浩が1年前にふらっといなくなってしまったため、「幸の湯」は休業状態にある。双葉は一浩を連れ戻し、「幸の湯」を再開させる。再開にあたって、双葉は安澄や鮎子にも手伝うように命じ、みんなで掃除や番台の当番をする。のちには、双葉が偶然知り合った拓海も住み込みで手伝うようになる。
映画の終わりでは、亡くなった双葉の遺体が風呂釜で焼かれ、銭湯の煙突からは双葉の好きな色だった赤い煙が空へと立ち上る。
「湯を沸かすほどの熱い愛」の関連項目
人物 1
湯を沸かすほどの熱い愛
俳優:宮沢りえ
幸野双葉は、末期がんで余命数カ月と宣告される女性である、映画「湯を沸かすほどの熱・・・い愛」の登場人物。幼い頃に、母に捨てられた過去を持つ。幸野一浩と結婚し、一浩の連れ子である安澄を育てる。安澄には、自分の子ではないことを告げていない。一浩が1年前に蒸発したため、それまで営んでいた銭湯を閉め、パン屋で働いている。いじめられて・・・
人物 2
湯を沸かすほどの熱い愛
俳優:杉咲花
幸野安澄は、幸野一浩と双葉の娘である、映画「湯を沸かすほどの熱い愛」の登場人物。・・・父の一浩が蒸発したため、双葉と2人で暮らす。高校生で、学校ではいじめられている。感情が高ぶるとギュッと口を結ぶ表情を見せる。双葉が一浩を連れ戻し、一緒に一浩の娘という鮎子を連れてきたことに戸惑う。銭湯の再開は喜ぶものの、双葉に苦労をかけたに・・・
人物 3
湯を沸かすほどの熱い愛
俳優:オダギリジョー
幸野一浩は、双葉の夫である、映画「湯を沸かすほどの熱い愛」の登場人物。両親が早く・・・に亡くなったため、高校を中退して銭湯「幸の湯」を継ぐ。それもあって漢字に弱く、計算が遅い。1年前に「1時間だけパチンコ行ってくる」と言い残したまま蒸発していた。隣町で女性と自分の子と言われた9歳の鮎子の3人で住んでいたが、女性はいなくなって・・・
人物 4
湯を沸かすほどの熱い愛
俳優:松坂桃李
向井拓海は、ヒッチハイカーである、映画「湯を沸かすほどの熱い愛」の登場人物。24・・・歳。サービスエリアで双葉たちに声をかけて、車に乗せてもらう。北海道からヒッチハイクを始めて、双葉たちの車で39台目。50歳くらいの女性トラック運転手にホテルに連れ込まれそうになったが逃げた話をする。だが、なまりがないことから双葉に北海道出身・・・
人物 5
湯を沸かすほどの熱い愛
俳優:伊東蒼
片瀬鮎子は、一浩の娘である、映画「湯を沸かすほどの熱い愛」の登場人物。9歳。母親・・・と2人で暮らしていたが、1年前に母と一緒に住むようになった一浩を父と言われる。その後母が家を出ていってしまったため、一浩と2人で暮らしている。双葉が「幸の湯」に連れ戻した一浩と一緒に、双葉たちと暮らし始める。
安澄を大切にする双葉の姿を見・・・
その他の「湯を沸かすほどの熱い愛」のキーワード
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湯を沸かすほどの熱い愛
結婚した時、一浩は双葉にエジプトのピラミッドに連れて行くと約束していたが、その約・・・束は果たされていなかった。病気が発覚した双葉は、一浩にそのことを冗談として語るが、一浩は気にしていた。そこで、木片で小さなピラミッドを作って入院する双葉に贈るものの、双葉からは「スケールが小さい」と言われていた。
一計を案じた一浩は、安澄・・・
キーワード 5
湯を沸かすほどの熱い愛
高校に通う安澄は学校でイジメにあっている。机を蹴られ、絵の具を髪や制服に塗りたく・・・られる。学校に行きたがらない安澄だったが、いじめられているとは双葉には告げず、絵の具を塗りたくられた時にも自分でやったと言い張る。双葉はそんな安澄に深くは聞かない。
そんな安澄だったが、制服を盗まれて心が折れそうになる。「学校を休む」と言・・・
キーワード 6
湯を沸かすほどの熱い愛
双葉が亡くなったあとに「幸の湯」で葬儀が行われ、多くの人が参列する。最後の出棺は・・・家族のみで行わ、霊柩車で出棺されるものの棺桶に双葉の遺体は入っていない。遺体は「幸の湯」の風呂釜で焼かれ、一浩や安澄たちが遺体を焼く火で温められたお湯につかる。銭湯の煙突からは双葉好きな色だった赤い煙が空へと立ちのぼる。
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キーワード 7
湯を沸かすほどの熱い愛
幸野家では、誰かの誕生日にしゃぶしゃぶを食べるのがルールとなっている。一浩が戻っ・・・てきた時にもしゃぶしゃぶが出され、全員がポン酢とゴマダレの両方で食べる。だが急に戻ってきた一浩に驚いている安澄は納得がいっていない。微妙な空気を感じ取った一浩は、「どうしてしゃぶしゃぶって、“しゃーぶしゃーぶ”って言いたくなるのか?」と話し・・・
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湯を沸かすほどの熱い愛
双葉が好きな色は「情熱の赤」である。それを聞いた安澄は「お母ちゃんぽい」と語る。・・・その後、旅行する時に双葉が運転する車も赤である。また、滝本の幼い娘の真由は、入院する双葉のお見舞いに赤い花を選ぶ。双葉が亡くなったあと、遺体を銭湯の風呂釜で燃やした時には、空に赤い色の煙が立ちのぼる。
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