セリフ・名言　レナードの朝

セイヤー「イメージが瞳に射し込み、緊張した無言の肩を通り、そして消えていく。永遠に、胸の中で」

重要な部分に触れている場合があります。

セイヤー「鉄柵を通して外を見続けるのに疲れてしまい、何も見えなくなってしまった。そこには無数の鉄柵だけがあるかのようだった。しなやかで力強い足取りで、小さな輪を描いて歩く。その姿は、マヒした意志をめぐる、純粋なエネルギーのダンスのようだった。時折、音もなく目を覆うとばりが開く。イメージが瞳に射し込み、緊張した無言の肩を通り、そして消えていく。永遠に、胸の中で」

Dr. Sayer: His gaze is from the passing of bars so exhausted, that it doesn't hold a thing anymore. For him, it's as if there were thousands of bars and behind the thousands of bars no world. The sure stride of lithe, powerful steps, that around the smallest of circles turns, is like a dance of pure energy about a center, in which a great will stands numbed. Only occasionally, without a sound, do the covers of the eyes slide open-. An image rushes in, goes through the tensed silence of the frame- only to vanish, forever, in the heart.

0:38:05頃
レナードに手を貸してやることで、文字盤で名前をつづらせようとしたセイヤー。だがレナードは、ドイツの詩人であるリルケの名前と、作品名の「パンサー」をつづる。「パンサー」の内容は、レナードの状況を語っているかのようだった。

「レナードの朝」の関連項目

人物 1 レナードの朝

マルコム・セイヤー医師

俳優：ロビン・ウィリアムズマルコム・セイヤーは、慢性神経病患者専門の病院に赴任する医師である、映画「レナー・・・ドの朝」の登場人物。人付き合いが苦手で、これまで研究職についてきた。ニューヨークのブロンクスにある慢性神経病患者専門の病院では、不慣れな臨床を担当することになる。最初は戸惑うものの、看護師のエレノアの協力も得て、徐々に慣れていく。呼びか・・・

人物 2 レナードの朝

レナード・ロウ

俳優：ロバート・デ・ニーロレナード・ロウは、慢性神経病患者専門の病院に入院する嗜眠性脳炎の患者である、映画・・・「レナードの朝」の登場人物。11歳の時に嗜眠性脳炎を患う。手が震える症状から学校に行けなくなり、9年に渡って自宅で過ごす。症状の悪化によって、1939年11月14日に現在の病院に入院。呼びかけにも反応しない状態で、30年の時が過ぎていた。・・・

キーワード 3 レナードの朝

嗜眠性脳炎、慢性神経病病院

「嗜眠性脳炎」は、1910年代から1920年代にかけて流行した脳炎。ウイルスが原・・・因と言われているが、確実には判明していない。別名「眠り病」とも言われる。患者は四肢の硬直した状態となり、呼びかけにも応じない。だが、セイヤー医師によって、「投げたボールをキャッチする」「特定の音楽を聞くと動く」といった反応を示すことが明らか・・・

キーワード 1 レナードの朝

評価、興行収入

「レナードの朝」は、アカデミー賞の3部門（作品賞、主演男優賞＝ロバート・デ・ニー・・・ロ、脚色賞）にノミネートされる評価を受けた。日本アカデミー賞では、優秀外国作品賞に選ばれた。・・・

音楽 9 レナードの朝

音楽（ランディ・ニューマン）、サウンドトラック

「レナードの朝」の音楽を担当しているのは、アメリカのミュージシャンであるランディ・・・・ニューマン。発売されているサントラ（サウンドトラック）には、以下の曲が収録されている。 1.レナード 2.ドクター・セイヤー 3.ルーシー 4.キャッチ 5.リルケの詩「豹」 6.新薬Lドーパ 7.目覚め 8.ふたりのシーズン 9.外へ・・・