登場人物・キャスト レナードの朝
マルコム・セイヤー医師(ロビン・ウィリアムズ)
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Awakenings (1990) - The Simplest Things Scene (10/10) | Movieclips
マルコム・セイヤーは、慢性神経病患者専門の病院に赴任する医師である、映画「レナードの朝」の登場人物。人付き合いが苦手で、これまで研究職についてきた。ニューヨークのブロンクスにある慢性神経病患者専門の病院では、不慣れな臨床を担当することになる。最初は戸惑うものの、看護師のエレノアの協力も得て、徐々に慣れていく。
呼びかけに反応しない患者が飛んでくるボールをキャッチするなどの反応を見せることに気づく。また、同じ症状の患者には、1920年代に嗜眠性脳炎にかかったという共通点がることを突き止める。パーキンソン病の新薬として注目を集めるLドーパに目をつけ、病院を説得してレナードへの投薬を始める。レナードが回復したことから、患者全員への投薬を病院に求め、後援者から寄付を募るために回復したレナードについての説明を行う。
投薬によって患者が回復するものの、徐々に薬の効果が薄れていくことに手を打てず、無力感を抱く。また自由を求める気持ちと、病状が悪化するいら立ちから、レナードに突き飛ばされたりもする。レナードを含む全員が元の状態に戻ってしまうものの、エレノアから励ましを受け、治療法を見つけ出すための努力を続ける。また、人と付き合うことの大切さにも気づき、自分に好意を抱いてくれているエレノアをコーヒーに誘う姿を見せる。
・以前はミミズからミエリン鞘を抽出する実験などをしていた。植物の図鑑を取り寄せ、冷蔵庫で植物を栽培する生活が描かれている。また、自宅には元素表が貼られており、科学に興味を持つきっかけとなったことをレナードに語る。植物園が好きで、回復した患者を連れて植物園に出かけるが、みんなすぐに飽きてしまう。ダンスホールでは、ローズに引っ張られて無理やり一緒にダンスを踊る姿を見せる。
・人付き合いが苦手なことは自覚しており、レナードにそのことを語るシーンがある。エレノアから最初のコーヒーを誘われた時にも断ってしまう。
・「レナードの朝」の原作者であるオリバー・サックスに基づいたキャラクター。
キャスト
マルコム・セイヤー医師を演じているのは、アメリカの俳優であるロビン・ウィリアムズ。公開時39歳頃。アカデミー主演男優賞にノミネートされた「グッドモーニング, ベトナム」(1987)などの出演作がある。同時期の出演作には、「キャデラック・マン」(1990)、アカデミー主演男優賞にノミネートされた「いまを生きる」(1989)などがある。
「レナードの朝」の関連項目
シーン 1
レナードの朝
1969年、ブルックリン。マルコム・セイヤー医師が、慢性神経病患者専門の病院に赴・・・任する。研究が専門で人付き合いが苦手なセイヤーは慣れない臨床に苦労するが、看護師のエレノアが励ます。病院には、四肢が硬直し、呼びかけにも応じない患者が多くいる。セイヤーは、新しく入院した患者のルーシーを診察する。
目の前でメガネを落とすと・・・
シーン 2
レナードの朝
パーキンソン病の新薬であるLドーパの存在を知ったセイヤーは、嗜眠性脳炎の患者たち・・・への効果を期待する。上司のカウフマン医師から1人だけへの投与を認めてもらったセイヤーは、レナードの母親から同意のサインをもらう。薬を投与されたレナードになかなか効果が現れないため、セイヤーは投与量を増やす。
ある夜、レナードのベッドの脇で・・・
シーン 3
レナードの朝
パーキンソン病の新薬であるLドーパの存在を知ったセイヤーは、Lドーパをレナードに・・・試験的に投与する。回復したレナードに、セイヤーも、病院の職員も、セイヤーの母親も驚く。レナードは、30年も眠っていたために自分の外見が年を重ねたことに戸惑う。セイヤーはレナードを町へと連れ出す。音楽も、乗り物も、服装も変わったことに、レナー・・・
シーン 4
レナードの朝
パーキンソン病の新薬であるLドーパを投与されたレナードが回復する。セイヤーは、患・・・者全員へのLドーパの投薬を上司のカウフマン医師に求める。費用から難色を示すカウフマンだったが、看護師や職員から投薬のための寄付を受けたこともあり、後援者にセイヤーが説明をする場が設けられる。セイヤーは、かつてのレナードの映像と回復したレナー・・・
シーン 5
レナードの朝
レナードをはじめとする嗜眠性脳炎の患者たちが、セイヤー医師によるLドーパの投与に・・・よって回復する。回復した患者たちは、セイヤーに連れられて外出し、ダンスホールで楽しい時間を過ごす。レナードは、病院に父の見舞いに来たポーラのことが気になり、食堂でポーラと話をする。話しかけても反応のないというポーラの父の話を聞いたレナードは・・・
シーン 6
レナードの朝
Lドーパによって回復したレナードは、病院に父の見舞いに来たポーラのことが気になり・・・、食堂でポーラと話をする。ある夜、深夜にも関わらず、人生や生きることの素晴らしさを多くの人々に伝えたいとセイヤーに熱弁を振るうレナード。その話をセイヤーから聞いた薬剤師は、レナードが恋をしている可能性を指摘する。
ある日、レナードは理事会・・・
シーン 7
レナードの朝
嗜眠性脳炎から回復したレナードは、理事会に要望を伝える。要望とは、1人で自由に外・・・出する権利だった。理事会のあと、セイヤーはレナードに要望が否決されたことを伝え、レナードは失望する。怒ったレナードは強引に外に出ようとして連れ戻される。レナードは、他の患者を扇動して、ハンガー・ストライキを始める。
セイヤーがレナードの説・・・
シーン 8
レナードの朝
1人での外出の要望を受け入れてもらえなかったレナードは、他の患者を扇動してハンガ・・・ー・ストライキを始める。レナードのけいれんは悪化していく。セイヤーが説得に行くが、レナードはセイヤーを突き飛ばす。その後、けいれんがどんどんひどくなったレナードはついに動けなくなる。様子を見に来たセイヤーは、うずくまって動けなくなったレナー・・・
シーン 10
レナードの朝
レナードと嗜眠性脳炎の患者たちがLドーパの投与によって回復した夏が終わる。レナー・・・ドも他の患者たちもみんな元に戻ってしまう。回復した時に撮影されたレナードや自分の映像を見ながら、セイヤーは無力感を語る。そんなセイヤーに対し、エレノアは肩に手を乗せて励ます。映像では、レナードとセイヤーが笑顔で握手をしている。
冬となり、・・・
セリフ・名言 1
レナードの朝
0:06:50頃
医師のセイヤーは、ニューヨークのブロンクスにある慢性神経病患者・・・専門の病院の面接を受ける。研究職だと思って応募したセイヤーが、過去に携わった実験について説明する。だが、病院が求めていたのは臨床医だった。
・・・
セリフ・名言 2
レナードの朝
0:14:50頃
呼びかけにも反応しない嗜眠性脳炎の患者が、ボールを投げられると・・・受け止めることに気づいたセイヤー。セイヤーは患者たちの意志は生きており、何かのきっかけで覚醒すると考える。同僚の医師の賛同は得られないが、看護師のエレノアだけは理解してくれる。
・・・
セリフ・名言 4
レナードの朝
0:38:05頃
レナードに手を貸してやることで、文字盤で名前をつづらせようとし・・・たセイヤー。だがレナードは、ドイツの詩人であるリルケの名前と、作品名の「パンサー」をつづる。「パンサー」の内容は、レナードの状況を語っているかのようだった。
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セリフ・名言 6
レナードの朝
1:01:35頃
Lドーパを投与されたレナードが回復する。外の世界にレナードを連・・・れて行ったセイヤーは、自宅でレナードと話をする。人付き合いが苦手なことを語るセイヤーに、レナードは看護師のエレノアがレナードに好意を抱いていることを指摘する。
・・・
セリフ・名言 16
レナードの朝
1:53:45頃
レナードをはじめとする投薬によって回復していた患者たちが、元の・・・状態に戻ってしまう。治療結果について、セイヤーがスピーチをする。治療を始める前と後で、セイヤーの考え方にも大きな変化が生まれていた。
・・・
セリフ・名言 17
レナードの朝
1:57:25頃
「レナードの朝」の最後のセリフ。元の状態に戻ってしまったレナー・・・ドだったが、セイヤーは治療を諦めていなかった。そして、治療・研究を続けることは、回復していた時のレナードの意志でもあった。文字盤に置いたレナードの手に自分の手を重ねたセイヤーが、レナードに呼びかける。
・・・
その他の「レナードの朝」の登場人物・キャスト
人物 2
レナードの朝
俳優:ロバート・デ・ニーロ
レナード・ロウは、慢性神経病患者専門の病院に入院する嗜眠性脳炎の患者である、映画・・・「レナードの朝」の登場人物。11歳の時に嗜眠性脳炎を患う。手が震える症状から学校に行けなくなり、9年に渡って自宅で過ごす。症状の悪化によって、1939年11月14日に現在の病院に入院。呼びかけにも反応しない状態で、30年の時が過ぎていた。
・・・
人物 3
レナードの朝
俳優:ジュリー・カブナー
エレノア・コステロは、慢性神経病患者専門の病院の看護師である、映画「レナードの朝・・・」の登場人物。慣れない臨床に戸惑うセイヤーに優しく接し、治療や調査に協力する。セイヤーが後援者に資金援助を求めるプレゼンテーションをした時には、セイヤーに落ち着くようにメモを渡して緊張をほぐす。セイヤーのことを「親切な人」とレナードに語って・・・
人物 4
レナードの朝
俳優:ルース・ネルソン
ロウ夫人は、レナードの母親である、映画「レナードの朝」の登場人物。レナードの病状・・・が悪化したことから、レナードが20歳の時に病院へ入院させ、通って世話をしている。セイヤーからLドーパの試験投薬について話をされ、同意書にサインをする。回復したレナードの姿に喜びながらも、ポーラに恋心を抱くレナードに不満を抱き、レナードの病状・・・
人物 5
レナードの朝
俳優:ペネロープ・アン・ミラー
ポーラは、父親が慢性神経病患者専門の病院に入院している、映画「レナードの朝」の登・・・場人物。病院に見舞いに訪れ、反応のない父親に野球の記事を読んであげる姿を見せる。病院の食堂でレナードと出会い、ウェートレスの仕事の話などをする。反応のない父親に自分の言葉が聞こえているかを悩んでいることを話し、レナードからは「聞こえている」・・・
人物 6
レナードの朝
俳優:ジョン・ハード
カウフマンは、慢性神経病患者専門の病院の医師である、映画「レナードの朝」の登場人・・・物。セイヤーの上司にあたる。Lドーパを嗜眠性脳炎の患者に投与することを提案するセイヤーに当初は反対するが、セイヤーの熱意に負けて1人だけの試験投与を認める。レナードが回復したことから全患者への投薬を求めるセイヤーには、資金的な問題から却下す・・・