登場人物・キャスト レナードの朝
レナード・ロウ(ロバート・デ・ニーロ)
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Awakenings (1990) - I Won't See You Anymore Scene (9/10) | Movieclips
レナード・ロウは、慢性神経病患者専門の病院に入院する嗜眠性脳炎の患者である、映画「レナードの朝」の登場人物。11歳の時に嗜眠性脳炎を患う。手が震える症状から学校に行けなくなり、9年に渡って自宅で過ごす。症状の悪化によって、1939年11月14日に現在の病院に入院。呼びかけにも反応しない状態で、30年の時が過ぎていた。
セイヤーによって、投げられたボールをキャッチする反応を見せることや、「レナード」と名前で呼ばれると脳波に変化が起こることが突き止められる。また、セイヤーに支えられた状態で文字盤を動かすことができ、ドイツの詩人であるリルケによる「パンサー」という詩のタイトルを綴る。セイヤーによって投薬されたLドーパの効果で回復。30年の時が過ぎたことに当惑しつつも、生きることの喜びを噛みしめる。
自由に外に出たいと願うようになるものの病院の理事会に拒否される。いら立ちをつのらせ、同時期に顔がけいれんするようになる。患者を煽動してハンガー・ストライキを行い、止めに来たセイヤーを突き飛ばしてしまったりもする。だが、徐々にけいれんがひどくなったことからセイヤーに助けを求める。病状の悪化は止まらないが、他の患者に覚悟を持ってもらう必要を感じたこともあり、元の病室に戻る。また、発作を起こした時には、研究に役立てるためにセイヤーに撮影するように求める。おむつをしなければならない状態となり、やがて元の状態に戻る。
・父の見舞いに来ているポーラのことが気になり、2人で話をして楽しい時を過ごす。反応のない父親に自分の言葉が聞こえているかを悩むポーラに、「聞こえている」と告げる。病状の悪化によってポーラに別れを告げた時には、ポーラから引き寄せられて一緒にダンスを踊る。
・絵が好きで、少年時代の部屋には自分の描いた絵が飾られている。また、学校に行かなくなったあとは読書をして過ごすことが多かった。工作も得意で、病院の模型を作る姿も見せる。
キャスト
レナード・ロウを演じているのは、アメリカの俳優であるロバート・デ・ニーロ。公開時47歳頃。本作で、アカデミー主演男優賞にノミネートされた。アカデミー主演男優賞を受賞した「レイジング・ブル」(1980)、アカデミー助演男優賞を受賞した「ゴッドファーザーPART II」(1974)のほか、「タクシードライバー」(1976)、「アンタッチャブル」(1987)などの出演作がある。同時期の出演作には、「グッドフェローズ」(1990)などがある。
「レナードの朝」の関連項目
シーン 2
レナードの朝
パーキンソン病の新薬であるLドーパの存在を知ったセイヤーは、嗜眠性脳炎の患者たち・・・への効果を期待する。上司のカウフマン医師から1人だけへの投与を認めてもらったセイヤーは、レナードの母親から同意のサインをもらう。薬を投与されたレナードになかなか効果が現れないため、セイヤーは投与量を増やす。
ある夜、レナードのベッドの脇で・・・
シーン 4
レナードの朝
パーキンソン病の新薬であるLドーパを投与されたレナードが回復する。セイヤーは、患・・・者全員へのLドーパの投薬を上司のカウフマン医師に求める。費用から難色を示すカウフマンだったが、看護師や職員から投薬のための寄付を受けたこともあり、後援者にセイヤーが説明をする場が設けられる。セイヤーは、かつてのレナードの映像と回復したレナー・・・
シーン 5
レナードの朝
レナードをはじめとする嗜眠性脳炎の患者たちが、セイヤー医師によるLドーパの投与に・・・よって回復する。回復した患者たちは、セイヤーに連れられて外出し、ダンスホールで楽しい時間を過ごす。レナードは、病院に父の見舞いに来たポーラのことが気になり、食堂でポーラと話をする。話しかけても反応のないというポーラの父の話を聞いたレナードは・・・
シーン 6
レナードの朝
Lドーパによって回復したレナードは、病院に父の見舞いに来たポーラのことが気になり・・・、食堂でポーラと話をする。ある夜、深夜にも関わらず、人生や生きることの素晴らしさを多くの人々に伝えたいとセイヤーに熱弁を振るうレナード。その話をセイヤーから聞いた薬剤師は、レナードが恋をしている可能性を指摘する。
ある日、レナードは理事会・・・
シーン 7
レナードの朝
嗜眠性脳炎から回復したレナードは、理事会に要望を伝える。要望とは、1人で自由に外・・・出する権利だった。理事会のあと、セイヤーはレナードに要望が否決されたことを伝え、レナードは失望する。怒ったレナードは強引に外に出ようとして連れ戻される。レナードは、他の患者を扇動して、ハンガー・ストライキを始める。
セイヤーがレナードの説・・・
シーン 8
レナードの朝
1人での外出の要望を受け入れてもらえなかったレナードは、他の患者を扇動してハンガ・・・ー・ストライキを始める。レナードのけいれんは悪化していく。セイヤーが説得に行くが、レナードはセイヤーを突き飛ばす。その後、けいれんがどんどんひどくなったレナードはついに動けなくなる。様子を見に来たセイヤーは、うずくまって動けなくなったレナー・・・
シーン 9
レナードの朝
一時は回復したレナードだったが、再び病状が悪化していく。けいれんが止まらないレナ・・・ードの様子を見た嗜眠性脳炎の患者たちは、自分もレナードのように戻ってしまうと不安がる。病状はどんどん悪化していくレナードだったが、研究のために自分の姿を映像で記録するようにセイヤーに話す。また、レナードの母は、レナードへの助けをセイヤーたち・・・
セリフ・名言 5
レナードの朝
0:49:10頃
パーキンソン病の新薬であるLドーパが嗜眠性脳炎の患者に効果が見・・・込めると考えたセイヤーは、レナードにLドーパを投与する。なかなか効果が現れなかったが、ある夜セイヤーは、レナードがベッドから抜け出し、絵を描いているのを見つける。レナードは目覚めていた。
・・・
セリフ・名言 7
レナードの朝
1:05:20頃
レナードがLドーパの投与によって回復したことから、セイヤーはす・・・べての患者への投与を主張する。投与に必要な費用を後援者に求めるため、セイヤーはレナードの回復前と回復後の映像を後援者に見せる。映像を見た後援者の寄付によって、全患者への投与が可能になる。
・・・
セリフ・名言 11
レナードの朝
1:24:35頃
30年にわたって呼びかけに反応しない状態だったレナード。回復し・・・たレナードは、生きる喜びを感じている。夜中にセイヤーを呼び出したレナードは、朝までセイヤーに生きることや人生の喜びについて語るのだった。
・・・
その他の「レナードの朝」の登場人物・キャスト
人物 3
レナードの朝
俳優:ジュリー・カブナー
エレノア・コステロは、慢性神経病患者専門の病院の看護師である、映画「レナードの朝・・・」の登場人物。慣れない臨床に戸惑うセイヤーに優しく接し、治療や調査に協力する。セイヤーが後援者に資金援助を求めるプレゼンテーションをした時には、セイヤーに落ち着くようにメモを渡して緊張をほぐす。セイヤーのことを「親切な人」とレナードに語って・・・
人物 4
レナードの朝
俳優:ルース・ネルソン
ロウ夫人は、レナードの母親である、映画「レナードの朝」の登場人物。レナードの病状・・・が悪化したことから、レナードが20歳の時に病院へ入院させ、通って世話をしている。セイヤーからLドーパの試験投薬について話をされ、同意書にサインをする。回復したレナードの姿に喜びながらも、ポーラに恋心を抱くレナードに不満を抱き、レナードの病状・・・
人物 5
レナードの朝
俳優:ペネロープ・アン・ミラー
ポーラは、父親が慢性神経病患者専門の病院に入院している、映画「レナードの朝」の登・・・場人物。病院に見舞いに訪れ、反応のない父親に野球の記事を読んであげる姿を見せる。病院の食堂でレナードと出会い、ウェートレスの仕事の話などをする。反応のない父親に自分の言葉が聞こえているかを悩んでいることを話し、レナードからは「聞こえている」・・・
人物 6
レナードの朝
俳優:ジョン・ハード
カウフマンは、慢性神経病患者専門の病院の医師である、映画「レナードの朝」の登場人・・・物。セイヤーの上司にあたる。Lドーパを嗜眠性脳炎の患者に投与することを提案するセイヤーに当初は反対するが、セイヤーの熱意に負けて1人だけの試験投与を認める。レナードが回復したことから全患者への投薬を求めるセイヤーには、資金的な問題から却下す・・・
人物 7
レナードの朝
俳優:アリス・ドラモンド
ルーシーは、慢性神経病専門の病院に入院する患者である、映画「レナードの朝」の登場・・・人物。面倒を見ていた姉が亡くなったことから病院に入院してきた。呼びかけにも応答しないが、落ちたメガネをキャッチする反射能力を持つことにセイヤーが気づく。また、自力で歩行するものの途中で立ち止まってしまい、セイヤーがタイルの模様が変わったこと・・・