セリフ・名言 この世界の片隅に
すず「飛び去っていく、うちらのこれまでが。なんも考えん、ぼーっとしたうちのまま死にたかったな」
重要な部分に触れている場合があります。
すず「飛び去っていく、うちらのこれまでが。それでいいと思って来たものが。だがら我慢しようと思ってきたその理由が。海の向こうから来たお米、大豆、そんなもんで出来とるんじゃな、うちは。じゃけ、暴力にも屈せんとならんのかね。なんも考えん、ぼーっとしたうちのまま死にたかったな」
すず、号泣する
1:49:00頃
8月15日。終戦の玉音放送を聞いたすずが、畑に飛び出して号泣しながら叫ぶ言葉。苦しい生活を耐えてきたすずだったが、これまで信じてきたものが崩れ去ってしまう。このセリフは、原作では「他国に暴力を行使してきたことから自分たちも暴力に屈しなければいけないのか」という内容だったが変更されている。
「この世界の片隅に」の関連項目
人物 1
この世界の片隅に
俳優:のん
北條すず(ほうじょう すず)は、広島の江波から呉に嫁入りする、映画「この世界の片・・・隅に」の登場人物。旧姓は浦野。江波で海苔の養殖をしている両親の元に生まれる。兄の要一、妹のすみとともに育つ。自他ともに認める「ボーッとした」性格の持ち主だが、絵を描くのが得意。8歳の頃、町で「ばけもん」に誘拐されそうになった時に少年時代の周・・・
キーワード 4
この世界の片隅に
「この世界の片隅に」で描かれるのは、太平洋戦争がひどくなっていく時代である。食糧・・・難が進み、苦しい食生活を強いられる様子が描かれている。また、空襲もどんどん激しさを増し、空襲で落とされた時限爆弾によって晴美は亡くなり、すずは右手を失う。さらには広島に落とされる原爆についても描かれる。終戦を迎えた時には、信じてきたものが崩・・・
キーワード 1
この世界の片隅に
「この世界の片隅に」は、日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞を受賞した他・・・、優秀音楽賞に選ばれた。また、キネマ旬報ベスト・テンでは2016年の邦画の1位となった。アニメーション作品が1位となったのは、「となりのトトロ」(1988)以来である。
東京国際映画祭でのワールドプレミアのあとに一般公開された。当初は全国・・・
キーワード 2
この世界の片隅に
「この世界の片隅に」は、「アクション」に連載されたこうの史代による同名漫画を原作・・・としている。原作を読んだ監督の片渕須直がこうの史代に手紙を書き、アニメ映画化が実現した。製作費の問題などから、原作にあるリンと周作にまつわるエピソードなどがカットされている。また、終戦を迎えて号泣するすずのセリフなどが変更になっている。
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音楽 11
この世界の片隅に
「この世界の片隅に」の音楽を担当しているのはコトリンゴ。日本アカデミー賞の優秀音・・・楽賞に選ばれた。発売されているサントラ(サウンドトラック)には、以下の曲が収録されている。
1.神の御子は今宵しも
2.悲しくてやりきれない
3.引き潮の海を歩く子供たち
4.すいかの思い出
5.周作さん
6.うちらどこかで
7.朝のお仕・・・
その他の「この世界の片隅に」のセリフ・名言
セリフ・名言 33
この世界の片隅に
1:50:05頃
戦争が終わる。信じてきたものが崩れ去ってしまい号泣したすずだっ・・・たが、時間は流れていく。義母のサンがしまっておいた米を研ぐすずや、うまく研げないために助ける径子や、食事の準備をする近所の人々の姿が描かれながら語られる言葉。
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セリフ・名言 34
この世界の片隅に
1:53:35頃
広島に原爆が投下された日、大やけどを負って広島から呉にたどり着・・・いたものの、隣保館に寄りかかったまま亡くなった兵士がいた。戦争が終わった後、北條家の近所に住む刈谷は、亡くなっていた兵士が息子だったことをすずに話す。
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セリフ・名言 35
この世界の片隅に
1:54:45頃
時限爆弾によって一緒に歩いていた晴美が亡くなり、自らも右手を失・・・ってしまったすず。自分を責め、落ち込んでいたすずだったが、戦争が終わって前向きな姿を見せる。話をする刈谷も、夫と息子を戦争で失っていた。
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セリフ・名言 36
この世界の片隅に
1:57:10頃
戦争が終わって少したち、すずは生まれ故郷である広島に向かう。原・・・爆で何もなくなってしまった広島の町を歩くすずは、何人かの人から声をかけられるが人違いだった。そんな状況についてすずが語る。リンがいた遊郭もメチャクチャになってしまっていた。
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セリフ・名言 37
この世界の片隅に
1:57:30頃
戦争が終わり、広島で妹のすみを見舞ったすずは、町で周作と会う。・・・すずが少女時代に周作と初めて会った相生橋で、川を眺めながら語る2人の会話。周作は幼い時に会っただけのすずを探して、自分の妻にしたのだった。
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