修道院

オーストリア、ザルツブルグ。1930年代、最後の栄光の時。修道女の見習いであるマリアは、自然あふれる山の中で、大きな声で楽しそうに歌い踊っている。修道院ではマリアの姿が見えないことが話題になっている。修道院長や修道女たちは、「お転婆で奔放なマリアに修道院が向いていない」と話をしている。
シーン 1

高原で「サウンド・オブ・ミュージック」歌うマリア

「サウンド・オブ・ミュージック」のオープニングのシーン。オーストリアのザルツブル・・・グの美しい自然の様子が映し出された後、丘に立つ女性マリアにカメラが近づく。マリアは気持ちよさそうに両手を広げながら、「サウンド・オブ・ミュージック(THE SOUND OF MUSIC)」を歌い出す。 「サウンド・オブ・ミュージック」は、・・・

家庭教師

マリアが大あわてで外から戻ってくる。修道女と話をした修道院長は、マリアを呼び出す。マリアは、修道院の中で歌を歌い、おしゃべりをしてしまうことを謝る。修道院長は、マリアにトラップ家の家庭教師となるようにマリアに話す。トラップ家には7人の子どもたちがおり、大佐の妻が亡くなってから家庭教師が長続きしないために困っているのだという。修道院に残りたがるマリアだったが、神の御心と考えて、家庭教師を引き受ける。

トラップ家へ

修道院を出たマリアは、不安を胸に抱きながら、トラップ家に向かう。トラップ家の大きな屋敷に驚くマリア。ベルを鳴らして屋敷に招き入れられたマリアは、トラップ大佐と面会する。トラップ大佐は規律を重んじる人物で、子どもたちにも規律正しい生活を送らせるようにマリアに命じる。そして、トラップ大佐はフエを使って7人の子どもたちを呼び出す。マリアは驚く。

7人の子どもたち

リーズル、フリードリッヒ、ルイーザ、クルト、ブリギッタ、マルタ、グレーテルの7人の子どもたちから自己紹介を受けたマリアは、ポケットにカエルを入れられる歓迎を受ける。さらに夕食の席では、イスに松かさを置かれ、イスに座ったマリアは叫び声を上げる。マリアはくじけず、子どもたちに“歓迎”のお礼を述べる。子どもたちの何人かはマリアの言葉に涙を流す。リーズルの恋人であるロルフがトラップ大佐宛ての電報を届けにやって来る。電報を受け取ったトラップ大佐は、ウィーンの男爵夫人のところに行くと子どもたちに話す。

雷雨

リーズルは夕食を中座し、恋人のロルフと庭で愛を語らう。雷雨となったことから2人は東屋に入り、一緒に歌い踊る。就寝時間となり、自分の部屋で神に祈りをささげるマリアは、びしょぬれとなったリーズルが窓から入ってくることに気づく。マリアは浴室で着替えるように話し、リーズルはマリアに心を開くようになる。さらに雷鳴にこわがる子どもたちがマリアの部屋にやって来る。マリアは「怖い時には好きなことを思い出せばいい」と歌い、子どもたちと打ち解ける。
シーン 2

ガゼボでのリーズルとロルフのダンス

トラップ家の7人きょうだいの長女で16歳のリーズルは、17歳のロルフと恋人同士。・・・トラップ大佐に電報を届けに来たロルフは、庭でリーズルと落ち合う。ベンチで愛を語り合う2人だったが、雨が降り出してくる。ガゼボ(東屋)に場所を移した2人は、「もうすぐ17才(SIXTEEN GOING ON SEVENTEEN)」を歌いながら・・・
シーン 3

「私のお気に入り」を歌うマリア

トラップ家の7人の子どもたちの家庭教師となったマリアだったが、子どもたちからいた・・・ずらの洗礼を受ける。だが、怒らずにあえて感謝を述べるマリアに、子どもたちは反省する。その夜、外は雷雨となる。雷をこわがる子どもたちは、マリアの部屋へと集まってくる。 集まってきた子どもたちに、マリアは「こわい時は好きなことを思い出せばいい・・・

ドレミの歌

トラップ大佐はウィーンに向かう。トラップ大佐の言いつけを破り、マリアは部屋のカーテンで子ども服を作り、子どもたちを遠足に連れ出す。子どもたちが父親の気を引くために家庭教師にイタズラをしてきたことを知ったマリアは、歌でトラップ大佐の気を引くことを思いつく。歌を知らない子どもたちのために、マリアは「ドレミの歌」を教える。
シーン 4

「ドレミの歌」を歌うマリアと子どもたち

トラップ一家の7人の子どもたちの家庭教師となったマリア。トラップ大佐の厳格な教育・・・方針に反対の考えを持つマリアは、トラップ大佐がウィーンに行って留守にする間に、いらなくなったカーテンを使って子ども服を作り、子どもたちを外に連れ出す。これまで抑えつけられてきた子どもたちは大喜びする。 ピクニックの時に子どもたちと歌を歌お・・・

戻ってきたトラップ大佐

男爵夫人のエルザと友人のマックスを連れて、トラップ大佐が屋敷に戻ってくる。トラップ大佐とエルザは仲むつまじい様子を見せるが、エルザはトラップ大佐の心の中に前の妻を失った心の傷が残っていることに気づく。またトラップ大佐は、リーズルに会いに来たロルフがナチス党員であることにいら立ちを見せる。トラップ大佐は、姿の見えない子どもたちを探す。

歌声

ボート遊びをしている子どもたちを見つけたトラップ大佐は、マリアに対して怒る。マリアは子どもたちにもっと接してあげるようにトラップ大佐を説得しようとする。だが、トラップ大佐は聞く耳を持たず、マリアに修道院に戻るように命じる。その時、子どもたちがエルザのために「サウンド・オブ・ミュージック」を歌うのが聞こえる。トラップ大佐は歌声に心を打たれ、マリアに謝罪して屋敷に残るように頼む。

エーデルワイス

子どもたちとマリアは、人形劇を見せてトラップ大佐やエルザを楽しませる。子どもたちはトラップ大佐に歌をせがみ、トラップ大佐はギターを弾き、「エーデルワイス」を歌う。ザルツブルグ音楽祭の出場者を探していたマックスは、トラップ一家の出場を提案する。だが、トラップ大佐は人前で家族が歌うことを認めない。

舞踏会

エルザの提案で舞踏会が開かれる。マリアは、テラスで子どもたちとオーストリアのフォークダンスを踊る。その様子を見たトラップ大佐がマリアと踊り、トラップ大佐と目が合ったマリアは顔を赤らめる。トラップ大佐に恋をしていることをエルザに指摘されたマリアは動揺し、置き手紙をして屋敷から修道院へと戻ってしまう。
シーン 5

「さようなら、ごきげんよう」を歌って部屋に下がる子どもたち

恋人であるエルザを屋敷に連れてきたトラップ大佐は、エルザの発案でエルザの紹介も兼・・・ねた舞踏会を開く。舞踏会では、ナチス党員であるツェラーがオーストリアの旗を飾るトラップ大佐を批判し、2人が言い合いになるハプニングも起こる。子どもたちはテラスで舞踏会の様子を眺める。 子どもたちの就寝時間となる。子どもたちは、「さようなら・・・

エルザとの婚約

マリアがいなくなってしまい、子どもたちはさみしい思いをしている。エルザが子どもたちとボール遊びをするが、子どもたちはつまらなそうで、エルザも無理をしている。姿を見せたトラップ大佐に子どもたちはマリアについて聞くが、トラップ大佐は「戻らないだろう」と話す。そしてトラップ大佐は、エルザとの結婚を決めたことを子どもたちに話す。

トラップ家に戻るマリア

子どもたちは、マリアに会いに修道院に行くが、部屋に閉じこもっているマリアとは会えない。修道院長はマリアを呼び出し、トラップ大佐に恋をしたことをマリアから聞く。罪を犯したと考え、一生を神にささげると話すマリアに対し、修道院長は自分にふさわしい生き方をするようにマリアに話し、トラップ家に戻らせる。

婚約解消

マリアはトラップ家に戻る。子どもたちは大喜びだが、トラップ大佐とエルザの結婚を聞いたマリアは落ち込み、次の家庭教師が見つかったら出ていくと話す。その夜、トラップ大佐とエルザはバルコニーで話をする。新婚旅行や贈り物について話すエルザだが、トラップ大佐は婚約解消をエルザに告げ、予期していたエルザも受け入れる。

結ばれるトラップ大佐とマリア

トラップ大佐は庭にいるマリアに愛を告白し、2人は結ばれる。マリアが松かさの上に座った時から好きだったとトラップ大佐が話し、トラップ大佐が最初にフエを吹いた時から好きだったとマリアが話す。修道院で結婚式が開かれ、修道女たちも見守る。その後、トラップ大佐とマリアは新婚旅行に出かける。その間に、オーストリアを併合したナチスの軍隊がザルツブルグにも駐屯するようになる。

帰国

オーストリアが変わっていないことを示すためにナチスはザルツブルグ音楽祭の開催を認め、マックスはトラップ家の子どもたちを出場させようとする。トラップ大佐とマリアが新婚旅行から戻ってくる。ナチスを嫌悪するトラップ大佐の元に、ドイツ海軍からの召集令状が届く。トラップ大佐は、家族とともにスイスへの亡命を決意する。

音楽祭

その夜、トラップ大佐と家族が屋敷を出ると、ナチスの党員で地方長官となったツェラーが待ち受けている。連れて行かれそうになるトラップ大佐だったが、家族で音楽祭に出演するとツェラーに話し、音楽祭のあとに護送されることになる。音楽祭では、オーストラリアをたたえる歌である「エーデルワイス」をトラップ大佐が歌い、会場の観客たちも声を合わせる。

亡命

音楽祭の審査結果が発表される間に逃げ出したトラップ大佐たちは、修道院にかけ込む。墓場の大きな墓石の後ろに身を隠すトラップ大佐たち。捜索にやって来たナチスの兵士の1人であるロルフに見つかるが、トラップ大佐はロルフに話しかけ、その間に家族を車に乗せる。だがロルフは大声で上官を呼び、トラップ大佐は車に乗り込んで出発する。追おうとする兵士たちだったが、修道女がエンジンの部品を外したために車は始動しない。トラップ大佐とマリア、7人の子どもたちは、スイスとの国境の山を越える。

シーン 1 サウンド・オブ・ミュージック

高原で「サウンド・オブ・ミュージック」歌うマリア

「サウンド・オブ・ミュージック」のオープニングのシーン。オーストリアのザルツブル・・・グの美しい自然の様子が映し出された後、丘に立つ女性マリアにカメラが近づく。マリアは気持ちよさそうに両手を広げながら、「サウンド・オブ・ミュージック(THE SOUND OF MUSIC)」を歌い出す。 「サウンド・オブ・ミュージック」は、・・・
シーン 2 サウンド・オブ・ミュージック

ガゼボでのリーズルとロルフのダンス

トラップ家の7人きょうだいの長女で16歳のリーズルは、17歳のロルフと恋人同士。・・・トラップ大佐に電報を届けに来たロルフは、庭でリーズルと落ち合う。ベンチで愛を語り合う2人だったが、雨が降り出してくる。ガゼボ(東屋)に場所を移した2人は、「もうすぐ17才(SIXTEEN GOING ON SEVENTEEN)」を歌いながら・・・
シーン 3 サウンド・オブ・ミュージック

「私のお気に入り」を歌うマリア

トラップ家の7人の子どもたちの家庭教師となったマリアだったが、子どもたちからいた・・・ずらの洗礼を受ける。だが、怒らずにあえて感謝を述べるマリアに、子どもたちは反省する。その夜、外は雷雨となる。雷をこわがる子どもたちは、マリアの部屋へと集まってくる。 集まってきた子どもたちに、マリアは「こわい時は好きなことを思い出せばいい・・・
人物 1 サウンド・オブ・ミュージック

マリア

俳優:ジュリー・アンドリュース マリアは、トラップ家の7人の子どもたちの家庭教師となる女性である、映画「サウンド・・・・オブ・ミュージック」の登場人物。実在の人物をモデルにしている。修道女に憧れて修道院に入っていたが、明るくて自由な性格が修道院に合わないと考えられ、トラップ家の家庭教師となるように修道院長に命じられる。短い髪がトレードマーク。美しい歌声を持・・・
人物 2 サウンド・オブ・ミュージック

ゲオルク・フォン・トラップ大佐

俳優:クリストファー・プラマー ゲオルク・フォン・トラップ大佐は、オーストリアの海軍の英雄である、映画「サウンド・・・・オブ・ミュージック」の登場人物。実在の人物をモデルにしている。亡くなった妻との間に7人の子どもがおり、ザルツブルグの屋敷で子どもたちと暮らしている。妻のことを今も思い続ける一方で、ウィーンのエルザという女性と恋仲の関係にあり、1カ月も家を・・・
人物 3 サウンド・オブ・ミュージック

エルザ

俳優:エリノア・パーカー エルザは、ウィーンの富豪である、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の登場人物。・・・非常におしゃれな女性で、ウィーンでは華やかなサロンを開き、流行のドレスを身につけ、取り巻きたちとパーティを繰り広げている。だが孤独も感じており、妻を失った孤独を抱えているトラップ大佐と惹かれ合う。 トラップ大佐に連れられて郊外のトラップ大・・・
セリフ・名言 1 サウンド・オブ・ミュージック

マリア「最近では、シスター・ベルテの姿を見ると先にキスをします。時間の節約のために」

0:16:05頃 幼い頃から修道女に憧れ、見習いとして修道院にやって来たマリア。・・・だが、音楽を愛する明るい性格のマリアは、修道院の中では禁じられている歌をどうしても口ずさんでしまう。そして、他の修道女たちからは修道院に合わないと思われているのだった。 ・・・
セリフ・名言 2 サウンド・オブ・ミュージック

マリア「神がドアを閉じた時は、どこかの窓を開けてくださっているわ」

0:18:45頃 マリアの性格が修道院に合わないと考えた修道院長は、マリアをトラ・・・ップ家の家庭教師として送り出すことに決める。いやがるマリアだったが、修道院長に説得される。トラップ家へと向かうために修道院を出た時にマリアがつぶやく言葉。 ・・・
セリフ・名言 3 サウンド・オブ・ミュージック

トラップ大佐「その服は?」 マリア「貧しい人も欲しがらなくて」

0:25:20頃 修道院から家庭教師としてトラップ家に派遣されたマリア。修道女の・・・見習いだったマリアは、みすぼらしい服装をしていた。ちなみに、このあといったん修道院に戻ったマリアが再びトラップ家に戻る時には、入所したばかりの修道女が着ていた服を着用している。 ・・・
音楽 1 サウンド・オブ・ミュージック

サウンド・オブ・ミュージック(THE SOUND OF MUSIC)

「サウンド・オブ・ミュージック(THE SOUND OF MUSIC)」は、リチ・・・ャード・ロジャース作曲、オスカー・ハマースタイン二世作詞による曲。原作となったミュージカルでも歌われた。冒頭の山の草原や小川などでマリアが歌うシーン(0:02:45頃)、子どもたちがエルザに対して歌いトラップ大佐も歌うシーン(1:15:00・・・
音楽 2 サウンド・オブ・ミュージック

マリア(MARIA)

「マリア(MARIA)」は、リチャード・ロジャース作曲、オスカー・ハマースタイン・・・二世作詞による曲。原作となったミュージカルでも歌われた。修道女たちがマリアの良いところや悪いところを歌うシーン(0:11:00頃)で使われている。また、トラップ大佐とマリアの結婚式のシーンでも合唱が使われている(2:16:55頃)。 ・・・
音楽 3 サウンド・オブ・ミュージック

自信を持って(I HAVE CONFIDENCE)

「自信を持って(I HAVE CONFIDENCE)」は、映画のために作られた曲・・・で、オリジナルのミュージカルでは使用されていない。オスカー・ハマースタイン二世は死去していたため、リチャード・ロジャースとアーネスト・レーマンが作詞を担当している。修道院からトラップ家に向かうマリアが、不安を感じながらも勇気を出そうとする気・・・
キーワード 1 サウンド・オブ・ミュージック

評価、興行収入

「サウンド・オブ・ミュージック」は、アカデミー賞の10部門にノミネートされ、作品・・・賞を含む5部門(作品賞、監督賞、編集賞、音楽賞、録音賞)を受賞するなど高い評価を得た。また、2001年には、アメリカ国立フィルム登録簿に登録された。興行的にも1965年の最大のヒットとなり、これまで興行収入の最高記録だった「風と共に去りぬ」・・・
キーワード 2 サウンド・オブ・ミュージック

原作ミュージカル(リチャード・ロジャースとオスカー・ハマースタイン二世)、菩提樹

「サウンド・オブ・ミュージック」は、ブロードウェイのミュージカルの映画化作品であ・・・る。ミュージカルは、多くのヒット作を生み出してきたリチャード・ロジャース作曲=オスカー・ハマースタイン二世作詞のコンビによる作品で、1959年に初演された。マリア・フォン・トラップの自叙伝と、自叙伝を元にしたドイツ映画「菩提樹」(1956)・・・
キーワード 3 サウンド・オブ・ミュージック

史実

「サウンド・オブ・ミュージック」は、マリア・フォン・トラップの自叙伝を元にしてい・・・る。マリアが修道院に入っていたこと、家庭教師としてトラップ家で働いたこと、トラップ少佐(映画では大佐)と結婚したことは事実だが、年代などは異なっている。また、トラップ少佐は映画で描かれているほど厳格な人物ではなく、マリアはトラップ大佐の描か・・・
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