登場人物・キャスト この世界の片隅に
北條円太郎(牛山茂)
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北條円太郎(ほうじょう えんたろう)は、周作と径子の父である、映画「この世界の片隅に」の登場人物。広海軍工廠の技師として働く。嫁入りしたすずに優しく接する。仕事で忙しく、朝まで帰ってこないこともしばしばある。空襲の際にすずと晴美が畑にいるのを見て、自分の体ですずたちをかばう。その際には、自ら開発を手がけた航空機のエンジン音を聞いて満足げな姿を見せる。徹夜明けだったためにそのまま眠り込んでしまい、すずや晴美から死んだと勘違いされる。
その後空襲で負傷して病院に収容される。すずと晴美が見舞いに来てくれるが、その帰りに時限爆弾によって晴美は亡くなり、すずは右手を失う。晴美が死んだうらみをすずにぶつける径子に、やめるようにたしなめる。退院後は、まだ体調が完全に戻っていない中で工場に出勤する。
「この世界の片隅に」の関連項目
セリフ・名言 11
この世界の片隅に
0:46:00頃
嫁ぎ先の北條家にも慣れてきたすず。みんなで協力して防空壕を作っ・・・ていると、大雨が降ってくる。大雨のあと、不意に顔と顔が近づいたすずと周作はキスをする。その様子を見た周作の父の円太郎の言葉にすずと周作は頬を赤らめる。一方、夫を亡くしていた径子は、周作夫婦や円太郎夫婦の幸せそうな様子を見ていじける。
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キーワード 6
この世界の片隅に
呉は軍港で軍需工場もあることから、空襲に襲われる。戦争が進むにつれて、空襲の頻度・・・は高くなる。北條家には防空壕が作られ、焼夷弾によって家が焼かれそうにもなる。すずは屋外で何度か空襲にあい、円太郎や周作に助けられる。だが、空襲の後に落とされた時限爆弾の爆発に巻き込まれ、一緒にいた晴美は亡くなり、すずは右手を失ってしまう。
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人物 1
この世界の片隅に
俳優:のん
北條すず(ほうじょう すず)は、広島の江波から呉に嫁入りする、映画「この世界の片・・・隅に」の登場人物。旧姓は浦野。江波で海苔の養殖をしている両親の元に生まれる。兄の要一、妹のすみとともに育つ。自他ともに認める「ボーッとした」性格の持ち主だが、絵を描くのが得意。8歳の頃、町で「ばけもん」に誘拐されそうになった時に少年時代の周・・・
人物 4
この世界の片隅に
俳優:尾身美詞
黒村径子(くろむら みちこ)は、周作の姉である、映画「この世界の片隅に」の登場人・・・物。父の再就職祝いに時計を買いに行った黒村時計店の若旦那に恋し、やがて結婚。長男の久夫と長女の晴美をもうける。だが夫が亡くなってしまい、嫁ぎ先の両親と折り合いが悪くなり、しばしば実家に帰ってくる。すずが嫁入りしたあとにも戻ってきてしばらく滞・・・
人物 2
この世界の片隅に
俳優:細谷佳正
北條周作(ほうじょう しゅうさく)は、すずの夫である、映画「この世界の片隅に」の・・・登場人物。呉の丘の上に両親と住んでいる。仕事は、呉鎮守府の軍法会議録事(書記官)。少年時代に「ばけもん」によってすずと一緒に連れ去られそうになったことがある。すずのことをずっと覚えており、名前だけの情報から苦労してすずを探し求め、縁談を申し・・・
その他の「この世界の片隅に」の登場人物・キャスト
人物 8
この世界の片隅に
俳優:新谷真弓
北條サン(ほうじょう さん)は、周作の母親である、映画「この世界の片隅に」の登場・・・人物。足が悪く、1人で歩くのもままならない。夫の円太郎との関係は良い。嫁入りしたすずに優しく接し、家事、隣組の仕事や近所の人間関係などについてすずに教えてやる。すずと晴美が貴重な砂糖を壺ごと水がめに落としてしまった時には、ヘソクリを渡して闇・・・
人物 9
この世界の片隅に
俳優:岩井七世
白木リン(しらき りん)は、呉の遊郭の遊女である、映画「この世界の片隅に」の登場・・・人物。闇市の帰りに道を迷ったすずに声をかける。道を教えてあげた代わりに、食べ物の絵をすずに描いてもらう。すずと同じ広島の出身で、実はすずが幼い時に座敷わらしだと思った少女である。スイカを食べさせてもらった時の話をするが、互いにかつて会ったこ・・・
人物 10
この世界の片隅に
俳優:小山剛志
浦野十郎(うらの じゅうろう)は、すずたちの父親である、映画「この世界の片隅に」・・・の登場人物。すずが小さい頃は海苔の養殖業をしていた。江波沖の埋め立てで海苔の仕事はやめて、埋立地にできた工場で働く。里帰りをしたすずに小遣いを渡してやる。原爆で行方不明となった妻キセノを娘のすみと一緒に探すが見つけられず、2カ月後に倒れてそ・・・
人物 11
この世界の片隅に
俳優:津田真澄
浦野キセノ(うらの きせの)は、すずたちの母親である、映画「この世界の片隅に」の・・・登場人物。息子の要一が戦死し、遺骨の代わりに石ころが送られた時には、「アホらしい」と語る姿を見せる。原爆で行方不明となってしまう。
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人物 12
この世界の片隅に
俳優:大森夏向
浦野要一(うらの よういち)は、すずやすみの兄である、映画「この世界の片隅に」の・・・登場人物。すぐに暴力を振るうことから、すずやすみから「鬼いちゃん」と恐れられている。また水原は、要一の姿を見かけたら逃げるのが小学生時代の男子の掟だったことを語る。昭和18年4月に出征して戦死。遺骨の代わりに石ころが1つ送られてくる。石ころ・・・