最新おすすめホラー映画はこれだ! 【飯塚克味のホラー道】

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 いつの時代も見る人を怖がらせ、そして楽しませ続けてくれるホラー映画。WOWOW「最新映画情報 週刊Hollywood Express」のディレクターで映画&DVDライターの飯塚克味さんが、おすすめ最新ホラー映画をピックアップ!

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罪を自分のクローンに被せた男の悲劇 ブランドン・クローネンバーグ監督新作 『インフィニティ・プール』

飯塚克味のホラー道 第77回『インフィニティ・プール』  ブランド・・・ン・クローネンバーグ監督の新作となる第3作が、ついに日本公開となる。北米では昨年1月に公開され初登場9位という、スマッシュヒットとなった。最近、流行りのオーバーツーリズムを取り上げつつも、この監督ならではの強い個性が発揮されたオリジナリティ・・・
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女性だけの屋敷に迷い込んだ負傷兵 若きクリント・イーストウッド主演の衝撃作 『白い肌の異常な夜』

『白い肌の異常な夜<ニューマスター版>』 BD¥7,480(税抜¥6,800・・・)発売中 発売・販売:キングレコード 飯塚克味のホラー道 第77回『白い肌の異常な夜』  名優、名監督として数々の賞を受賞し、ハリウッドのレガシーとして今も新作を製作中のクリント・イーストウッド。そんな彼が西部劇のアクションスターか・・・
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フェデリコ・フェリーニの第3話が圧巻! これぞオムニバスホラーの原点! 『世にも怪奇な物語』

『世にも怪奇な物語<4Kリマスター版>』 BD¥6,380(税抜¥5,800・・・)/DVD¥4,180(税抜¥3,800)発売中 発売・販売:キングレコード 飯塚克味のホラー道 第76回『世にも怪奇な物語』  最近は洋画ではあまり見かけなくなったが、日本の映画やドラマでは量産され続けているオムニバスホラー。30・・・
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アマゾンの奥地をリゾート開発した白人に天誅! 『パニック・アリゲーター/悪魔の棲む沼』

飯塚克味のホラー道 第75回『パニック・アリゲーター/悪魔の棲む沼』 パニ・・・ック・アリゲーター 悪魔の棲む沼-HD リマスター版- Blu-ray発売中 価格(税込):5,500円 発売元:株式会社ニューライン 販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング (C)La Pratella 76 S.r.l.‒ ・・・
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強引な編集が観る者の想像力を刺激するB級モンスター映画 『ドクター・モリスの島/フィッシュマン』

ドクター・モリスの島 フィッシュマン-HDリマスター版- Blu-ray発売・・・中 価格(税込):5,500円 発売元:株式会社ニューライン 販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング (C)La Pratella 76 S.r.l. / Minerva Pictures S.r.l.- Rome, Italy・・・
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Vシネ魂が込められた奇跡のお色気アクション爆誕! 永井豪原案 光武蔵人監督 『唐獅子仮面/LION-GIRL』

飯塚克味のホラー道 第73回『唐獅子仮面/LION-GIRL』  ・・・80~90年代、ビデオが家庭に普及して巻き起こったビデオバブルの時代、邦画の大手、東映がレンタルビデオに特化したオリジナル作品、東映Vシネマの制作を始めた。ガンアクションから、ヤクザもの、お色気系まで、娯楽映画を知り尽くした東映ならではのエ・・・
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1作目はファミリードラマ 2作目は壮大なオペラ 進化した続編に刮目! 『ヘルレイザー2:ヘルバウンド』

飯塚克味のホラー道 第72回『ヘルレイザー2:ヘルバウンド』  皆・・・さま、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。  さて、新年最初の一発ですが、いきなり旧作のリバイバルから紹介させてもらいます。昨年の第一作の4K版公開に続き、シリーズ4作目までの4K版上映が決まった『ヘルレイザ・・・
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感謝祭で賑わう街を襲う連続殺人鬼 名作『グラインドハウス』から生まれたホラー 『サンクスギビング』

飯塚克味のホラー道 第71回『サンクスギビング』  若い映画ファン・・・には、ほとんど伝説化していて実際の作品を観ていないという人もいるだろうが、2007年にクエンティン・タランティーノ監督が、ロバート・ロドリゲス監督と共に作り上げた『グラインドハウス』という作品がある。個々の作品というよりは、2つの作品を繋ぎ・・・
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死者とのコンタクトを快感と思う若者たちを襲う恐怖 『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』

© 2022 Talk To Me Holdings Pty Lt・・・d, Adelaide Film Festival, Screen Australia 飯塚克味のホラー道 第70回『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』  若者たちが集うパーティで、ついついノリに合わせてやってしまう肝試し。・・・
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ドラキュラがパワハラ? 気弱な部下が心機一転図るホラーコメディ Wニコラス大激突 『レンフィールド』

『レンフィールド』 ブルーレイ+DVD: 5,280 円 (税込み) 発売元・・・: NBCユニバーサル・エンターテイメント 飯塚克味のホラー道 第69回『レンフィールド』  昔の映画館には、よく2本立てをやっているところがあって、大体が本命の映画と、そうでない作品の組み合わせになっていたものだ。だがたまに、本命・・・
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製作から50年 色褪せることのないオカルトホラー映画の金字塔 『エクソシスト』

【初回限定生産】エクソシスト ディレクターズカット版 & オリジナル劇場版 ・・・<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(4枚組/ペーパープレミアム付) © 2013 1973 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved. ・・・
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4Kで完全復活 若き巨匠スピルバーグが描く、元祖あおり運転の恐怖を描くサスペンスホラー 『激突!』

『激突!』 4K Ultra HD+ブルーレイ: 6,589 円 (税込み)・・・ 発売元: NBCユニバーサル・エンターテイメント 飯塚克味のホラー道 第67回『激突! 4K UHD』  ある程度の映画ファンなら観ているはずだし、もし観ていなくてもタイトルだけは聞いたことがあるはずの『激突!』。言うまでもなくス・・・
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移住者VS先住者 価値観の違いがとんでもないことに 田舎と都会の対立を描く『理想郷』

飯塚克味のホラー道 第66回『理想郷』  ある程度の年齢になったら・・・、都会を離れ、田舎暮らしをはじめ、畑でも耕しながら、のんびりした余生を送りたい。そんな最近のスローライフ流行りを夢見る人も多いだろうが、必ずしもうまくいかないのは日本全国を飛び越えて、世界共通だった!ということを改めて知らしめてくれるのが本・・・
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ストレスが女をダメにする! 脇腹にヘンテコな生き物が! シュールなホラー『心と体』

飯塚克味のホラー道 第65回『心と体』 『心と体』 ディズニープラスのスタ・・・ーで独占配信中 ©2023 20th Century Studios  今回紹介する『心と体』。ちょっと前に『心と体と』(2017)というハンガリー映画の秀作があったが、それとは全く関係ない。とにかくタイトルはホラーを連想さ・・・
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今どき女子が時空を超えて殺人鬼と対決! ブラムハウス製ホラコメ版”BTTF” 『ハロウィン・キラー!』

『ハロウィン・キラー!』 Prime Videoで独占配信中 ©A・・・mazon Content Services LLC 飯塚克味のホラー道 第64回『ハロウィン・キラー!』  今年もやって来たハロウィンの季節。本来は子どもたちが仮装して、よその家を周っては「トリック・オア・トリート!」と言い、お菓・・・
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あの世とこの世の境界をさまよう人気ホラーシリーズ最新作 『インシディアス 赤い扉』

飯塚克味のホラー道 第63回『インシディアス 赤い扉』  『死霊館・・・』シリーズ(2013~)と並ぶ、人気ホラーシリーズの『インシディアス』最終章が、ついに日本にも上陸した。2010年に第1作が生まれ、日本でも公開されてきた冥界ホラーだ。第1作の主演はパトリック・ウィルソンとローズ・バーン。‟彼方&ldquo・・・
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2人の若きシスターが、世界一有名な恐怖のシスターに挑む 『死霊館のシスター 呪いの秘密』

飯塚克味のホラー道 第62回『死霊館のシスター 呪いの秘密』  早・・・いもので『死霊館』(2013)が生まれてから早10年。この間、シリーズはホラー作品としては珍しくユニバースと化し、『死霊館』シリーズが3作、『アナベル』シリーズ(2014~)が3作、現時点では完全なスピンオフの『ラ・ヨローナ ~泣く女~』(・・・
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作り手のユーモアセンスが光る 薬物中毒のクマちゃん映画 『コカイン・ベア』

飯塚克味のホラー道 第61回『コカイン・ベア』  日本でもようやく・・・公開になる『コカイン・ベア』。2月に公開された全米では、6500万ドル弱のスマッシュヒットを記録した。製作費は3500万ドルと言われているので、十分元を取ったはずだ。全米公開時、“○○ベア”と題したコラージュ画像がS・・・
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ルッキズムとは何か? 観客自身に差別意識を問いかける強烈な一本 『PIGGY ピギー』

飯塚克味のホラー道 第60回『PIGGY ピギー』  何ともインパ・・・クトのあるポスターデザインだ。下着と間違えそうな水着を着た太った血まみれの女性が微笑みながらこっちを見つめている。手前にはナイフを持つ人物の手元だけが写っている。どう見ても、この両者が激しいバトルを繰り広げる映画に思えるが、実はかなり異なる・・・
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幽霊屋敷物がベースの怪奇映画そのもの ホラーファンも観るべき1本 『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』

(c) 2023 20th Century Studios. All Rig・・・hts Reserved. 飯塚克味のホラー道 第59回『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』  実を言うと、今回取り上げる『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』はホラー映画ではない。ケネス・ブラナーが監督と主演を務める、アガサ・クリスティ原作・・・
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オカルトとカーアクション 当時人気の要素をミックス 問答無用の面白さ 『悪魔の追跡』

飯塚克味のホラー道 第58回 『悪魔の追跡』  映画業界を長く見て・・・いると、「えっ?こんなことがあるの?」ということが、時々起きる。ほとんどの人はどの映画が、どこの配給会社かなんて、気にも留めてないと思うのだが、裏側にいる人たちにとっては、映画とは権利ビジネスで、人気シリーズの映画化権や、過去の名作の権利を・・・
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アリ・アスターも惚れ込んだ 世界で最もダークなストップモーション・アニメ 『オオカミの家』『骨』

飯塚克味のホラー道 第57回 『オオカミの家』『骨』  1933年・・・の『キング・コング』の時代から、観客を魅了し続けてきたストップモーション・アニメ。人形を1コマずつ動かしては撮影し、続けてみると動いて見える技法だ。実写との融合では『アルゴ探検隊の大冒険』(1963)などのレイ・ハリーハウゼンが有名だ。アニ・・・
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巨匠スティーヴン・キングの原作を大胆アレンジ 戸棚の奥にいる不気味な存在に迫るホラー 『ブギーマン』

© 2023 20th Century Studios. 飯・・・塚克味のホラー道 第56回 『ブギーマン』  ブギーマンとは、世界中の子どもたちに信じられている幽霊や妖怪のような存在だ。アメリカでは大人が子どもを脅す時に「ブギーマンが来るぞ」といった感じで使われることが多いらしい。日本だとオバケの存在・・・
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悪夢の内臓感覚再び 進化した人類を鬼才クローネンバーグが描く 『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』

飯塚克味のホラー道 第55回 『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』・・・  最後に撮った作品が2014年の『マップ・トゥ・ザ・スターズ』だったので、すでにデヴィッド・クローネンバーグ監督は引退したか、病に侵されてしまったのではないかと思い込んでいた。だが、全盛期を思わせるような新作の到来に、感激するとともに、・・・
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視覚効果に頼らない恐怖演出 原点を思わせるシリーズ最新作 『死霊のはらわた ライジング』

飯塚克味のホラー道 第54回 『死霊のはらわた ライジング』  1・・・985年2月にサム・ライミが監督した『死霊のはらわた』(1981)が日本で公開された時の衝撃を、どう伝えたら分かってもらえるだろう?すでに1981年に完成し、1983年には全米で公開されていたのだが、日本では一向に公開される気配がなく、一部・・・
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クラウドファンディングで億単位の製作資金を集めた18禁映画 あの名作児童書が元ネタ 『マッド・ハイジ』

飯塚克味のホラー道 第53回 『マッド・ハイジ』  先日、『プー ・・・あくまのくまさん』(2023)が公開されたばかりだが、今度はスイスから『アルプスの少女ハイジ』を元ネタにしたトンデモ映画がやってきた。『アルプスの少女ハイジ』は言うまでもなく、スイス人作家ヨハンナ・シュピリの児童書が原作で、1920 年の無・・・
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『エクソシスト』から50年! ラッセル・クロウが最強の悪魔と対峙する『ヴァチカンのエクソシスト』

飯塚克味のホラー道 第52回 『ヴァチカンのエクソシスト』  ウィ・・・リアム・フリードキン監督の『エクソシスト』(1973)が日本で公開されたのは、1974年の夏。日本中が大ブームになり、一躍、エクソシストという言葉が老若男女の間で認知されていった。それから約50年後の現在。今も変わらず、ホラー映画のアイコン・・・
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前作はA面で今作はB面 定番を覆す、油断できないスラッシャーホラー 『スクリーム6』

飯塚克味のホラー道 第51回 『スクリーム6』  昨年、大ヒットし・・・たシリーズ第5作『スクリーム』(2022)の続編『スクリーム6』が早くも登場。日本では劇場未公開のまま、配信とソフト化になったが、全米ではこの最新作も1億810万ドルの興収を上げ、海外でも6080万ドルを稼ぎ出した。大ヒットの要因は、世代交・・・
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昨年、全米のハロウィンシーズンを制覇した大ヒットホラー 『リング』の影響も? 『SMILE/スマイル』

飯塚克味のホラー道 第50回 『SMILE/スマイル』  全米で昨・・・年9月30日に公開され、最初の週末だけで2260万ドル、その後も数字を落とすことなく、ホラー映画が乱立するハロウィンシーズンに1億590万ドルのトップ興収を上げた大ヒット作。同時期には『ハロウィン THE END』(2022)など、本命視さ・・・
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魅力はミア・ゴスに尽きる 共同脚本や製作総指揮も兼任 ホラーへの熱い思いを感じる 『Pearl パール』

飯塚克味のホラー道 第49回 『Pearl パール』  昨年、公開・・・されたA24製作の『X エックス』(2022)は70~80年代ホラーへのオマージュで満ちていたにも拘わらず、若い世代に圧倒的な支持を受けた。見方によってはオーソドックスで典型的なホラー作品だったが、それが却って新鮮だったのだろう。タイ・ウエ・・・
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プーの暴走が痛快 原作の著作権切れによって実現 『プー あくまのくまさん』

飯塚克味のホラー道 第48回 『プー あくまのくまさん』  世界中・・・で愛されてきた『くまのプーさん』。原作はA・A・ミルンの児童小説で、多くはディズニーのアニメ版を通して知ったはずだ。自分も大好きだし、ユアン・マクレガーがクリストファー・ロビンを演じた、実写版『プーと大人になった僕』も大のお気に入りだ。そん・・・
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4Kレストアとディレクターズカットで本来の姿を取り戻した『ビデオドローム』

©1982 Guradian Trust Company.All ・・・Rights Reserved. 飯塚克味のホラー道 第47回 『ビデオドローム』  80年代、ビデオデッキが普及し出した頃、同時に海賊ビデオというものもまた広がっていった。ソフトメーカー自体、まだ黎明期にあったし、著作権に関しても・・・
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現代ならではの問題点を提示しながら、娯楽映画としての楽しさをしっかり味わえる 『M3GAN/ミーガン』

『M3GAN/ミーガン』 © 2023 UNIVERSAL STU・・・DIOS. All Rights Reserved. 飯塚克味のホラー道 第46回 『M3GAN/ミーガン』  『ソウ』シリーズと『死霊館』ユニバースを手がけるジェームズ・ワンと、『ハロウィン』三部作、『ブラック・フォン』(2021・・・
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特殊メイクに魅せられた監督 監督としての腕に磨きをかけた続編 『テリファー 終わらない惨劇』

©2022 DARK AGE CINEMA LLC. ALL RI・・・GHTS RESERVED 飯塚克味のホラー道 第45回 『テリファー 終わらない惨劇』  80年代ホラーの特徴の一つとして、特殊メイクがある。それまで実現不可能だった表現を、様々な素材を使い、我々の想像を超えたビジュアルを実現でき・・・
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『E.T.』とともに大ヒット アマゾンで取材クルーが殺害される“やらせドキュメンタリー” 『食人族』

飯塚克味のホラー道 第44回 『食人族』  ついに4Kリマスター無・・・修正完全版が公開される『食人族』。若い映画ファンの中には、タイトルだけは聞いたことあるという方も多いのではないだろうか。それもそのはず。この映画は幾度となくDVDやブルーレイがリリースされてきたが、その度にすぐ廃盤になり、観ようとしても配信・・・
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殺人の非人間性や差別意識の継承を描きつつ、エンタメとしても十分楽しめる 『聖地には蜘蛛が巣を張る』

飯塚克味のホラー道 第43回 『聖地には蜘蛛が巣を張る』  ホラー・・・映画をたくさん観ているせいか、映画で怖いなと思うことは滅多にないのだが、本作では久々に心の底からぞっとする感覚を味わうことができた。取り扱われているのは、2000年~2001年にイランの聖地マシュハドで起きた娼婦連続殺人事件。スパイダー・キ・・・
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残酷過ぎて笑っちゃう場面も アレックス・デ・ラ・イグレシア監督最新作 『ベネシアフレニア』

飯塚克味のホラー道 第42回 『ベネシアフレニア』  本作の監督が・・・スペインのアレックス・デ・ラ・イグレシアと聞いて、狂喜乱舞する人がいたら、相当なホラーマニアと言えるだろう。1993年に『ハイル・ミュタンテ!/電撃XX作戦』で長編デビューして以来、コンスタンスに作品を作り続け、『気狂いピエロの決闘』(20・・・
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観客が観たいものと一致していないかもしれないが、なんとも愛おしい作品 『ハロウィン THE END』

飯塚克味のホラー道 第41回 『ハロウィン THE END』  2・・・年前に公開された『ハロウィン KILLS』は、ホラー映画として非常に衝撃的な作品だった。殺人鬼マイケル・マイヤーズとは何者なのか?という大きなテーマに挑み、我々の中に潜む憎悪や怒りが生み出した存在と結論付けていたからだ。世の中からそうしたも・・・
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大風呂敷を広げるだけ広げるシャマラン演出 今回も世界の終末という大きな題材 『ノック 終末の訪問者』

飯塚克味のホラー道 第40回 『ノック 終末の訪問者』  この連載・・・が始まった頃に紹介した『オールド』(2021)に続き、またM・ナイト・シャマラン監督の新作がやってきた。大風呂敷を広げるだけ広げるシャマラン演出には賛否両論あるが、今回も世界の終末という大きな題材を扱っているので、シャマランファンなら見逃す・・・
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アルジェントを知らない若い層に是非観てもらいたい! 『ダークグラス』レビュー

飯塚克味のホラー道 第39回 『ダークグラス』  ダリオ・アルジェ・・・ント監督の名を聞いて、ピンと来る映画ファンは、もう結構な年代なのではないか?同時代を生きたジョージ・A・ロメロやウェス・クレイヴンらが亡くなり、自分のような80年代の熱狂的なホラーブームの時代を知る人間には非常に寂しく感じていたのだが、何と・・・
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前作が好きな人なら絶対楽しんでもらえるエピソード0 『エスター ファースト・キル』

飯塚克味のホラー道 第38回 『エスター ファースト・キル』  2・・・009年に公開された『エスター』は、かなり衝撃的な作品だった。ある夫婦が養子として引き取った9歳の少女エスターが、実は××で殺人鬼だったという、観客の予想のかなり斜め上を行く内容だったからである。子どもが殺人鬼という・・・
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主婦とストーカーが対決するスーパーバイオレンスホラー  『DOOR デジタルリマスター版』

『DOOR デジタルリマスター版』 ©︎ エイジェント21ディレク・・・ターズ・カンパニー 飯塚克味のホラー道 第37回 『DOOR デジタルリマスター版』  最近はすっかり見かけなくなってしまったが、ちょっと前の映画館では二本立て興行が当たり前だった。もちろん料金は通常料金のまま。分かりやすい例でいう・・・
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インドネシアで歴代3位のメガヒット 気を許すととんでもない残虐描写も 『呪餐 悪魔の奴隷』

© 2022 Rapi Films 飯塚克味のホラー道 第3・・・7回 『呪餐 悪魔の奴隷』  前回、紹介した韓国ホラー『呪呪呪/死者をあやつるもの』はドラマ版の続きということだったが、今回紹介するインドネシア産のホラー映画『呪餐 悪魔の奴隷』も実は続編だ。心の準備ができていないと、いきなりタイトルで『・・・
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ドラマ版もチェックするとより楽しめる ヒット映画オマージュも 『呪呪呪/死者をあやつるもの』

飯塚克味のホラー道 第36回 『呪呪呪/死者をあやつるもの』  『・・・新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)を初めて見た時の衝撃は、今でも忘れない。自分が観たのは海外版のブルーレイだったが、限られたシチュエーションの中、次々とあふれるアイデア、俳優陣の見事な演技、プロローグとエンディングのまとめ方など・・・
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人々が溶けていく地獄絵図 今の時代では決して作ることのできない70年代ホラー 『魔鬼雨』

『魔鬼雨』 ©AMC FILM HOLDINGS, LLC ・・・飯塚克味のホラー道 第35回 『魔鬼雨』  今回、紹介するのは1975年(日本公開は1976年)の『魔鬼雨』。若い人には、どう読むの?と思われそうだが、‟まきう“と読みます。公開時、インパクトのあるモノクロのポスターで、非常に・・・
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『ミイラ再生』『オペラの怪人』『大アマゾンの半魚人』・・・4K UHDでクラシックホラーを楽しむ至福

『フランケンシュタインの花嫁』 © 1935 Universal ・・・Studios. All Rights Reserved. 飯塚克味のホラー道 第34回 4K UHD『ミイラ再生』『フランケンシュタインの花嫁』『オペラの怪人』『大アマゾンの半魚人』  今でもCMなどに登場するドラキュラや、フラン・・・
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鶴田法男監督が中国でもいかんなく才能発揮 ホラーとはかくあるべきという作品 『戦慄のリンク』レビュー

©2020伊梨大盛伝奇影業有限公司 飯塚克味のホラー道 第3・・・3回『戦慄のリンク』  オリジナルビデオ映画『ほんとにあった怖い話』でJホラーの父と呼ばれるようになった鶴田法男監督の新作が公開される。しかも中国資本で作られた完全な中国映画である。一体、どんな映画になっているのか、気にならないのならホラ・・・
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突出した完成度! エレヴェイテッド・ホラーの傑作 『MEN 同じ顔の男たち』レビュー

©️2022 MEN FILM RIGHTS LLC. ALL R・・・IGHTS RESERVED. 飯塚克味のホラー道 第32回『MEN 同じ顔の男たち』  春先にBD化された『スクリーム』(2022)の冒頭で悲劇に見舞われるジェナ・オルテガ扮するキャラクターが、登場人物の微妙な心理を描くエレヴェイ・・・
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脳内がグチャグチャになっていくような感覚を味わえる衝撃作 イザベル・アジャーニ主演『ポゼッション』

ポゼッション 4Kリマスター版 飯塚克味のホラー道 第31回『ポゼッシ・・・ョン』  今回、紹介する作品は先日、豪華特典満載でリリースされた1981年のフランス映画『ポゼッション』。日本で初めて上映されたのは、1987年の東京国際ファンタスティック映画祭だ。『死霊のはらわた2』がオープニング、『ロボコップ』がクロ・・・
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全米はホラー激戦の秋 4,000万ドルを超える大ヒット作が早くも配信 『バーバリアン』レビュー

飯塚克味のホラー道 第30回「バーバリアン」  今年のハロウィンも過ぎ去ったが・・・、全米では例年通り、様々なホラー映画が公開された。一番のヒットとなったのは『スマイル』(原題)で、何と興収ほぼ1億ドルの大ヒット。次はシリーズ3作目で完結編となる『ハロウィン THE END』。こちらは残念ながら日本での公開は来年4月と、随・・・
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Jホラーの原点、ここにあり! 鶴田法男監督「ほんとにあった怖い話 新装版」レビュー

ほんとにあった怖い話【新装版】 © 朝日新聞出版、ジャパンホームビ・・・デオ 飯塚克味のホラー道 第29回「ほんとにあった怖い話 新装版」  この秋も様々な作品が劇場で公開されているJホラー。いわゆる日本のホラー映画だが、このJホラーの源流は意外と知られていない。ほとんどの方が高橋洋脚本、中田秀夫監督の・・・
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台湾ホラーの火付け役がいよいよ公開 「紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実」レビュー

©2015 The Tag-Along Co., Ltd &cop・・・y;2017 The Tag-Along Co., Ltd 飯塚克味のホラー道 第28回「紅い服の少女 第一章 神隠し/第二章 真実」  日本では2021年に公開された『返校 言葉が消えた日』(2019)で注目を集め出した台湾ホラー・・・
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ティム・バートンのセンスに近い異形への愛情 雄大な自然を背景に描く 「LAMB/ラム」レビュー

©️2021 GO TO SHEEP, BLACK SPARK F・・・ILM &TV, MADANTS, FILM I VAST, CHIMNEY, RABBIT HOLE ALICJA GRAWON-JAKSIK, HELGI JÓHANNSSON 飯塚克味のホラー道 第27回「・・・
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未確認飛行物体というオーソドックスな素材を今風アレンジ 「NOPE/ノープ」【飯塚克味のホラー道】

© 2021 SHOWBOX AND NORTHERN CROSS・・・ ALL RIGHTS RESERVED. 飯塚克味のホラー道 第26回「NOPE/ノープ」  『ゲット・アウト』(2017)と『アス』(2019)の大ヒットで、一躍、ヒットメーカーに躍り出たジョーダン・ピール監督。人種差別や格差と・・・
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POVスタイルで本物のドキュメンタリーを観ているような恐怖 「女神の継承」【飯塚克味のホラー道】

© 2021 SHOWBOX AND NORTHERN CROSS・・・ ALL RIGHTS RESERVED. 飯塚克味のホラー道 第25回「女神の継承」  韓国映画のファンであれば、ナ・ホンジンの名前を知らぬ人はいないだろう。『チェイサー』(2008)で新人離れした演出力を見せ、『哀しき獣』(20・・・
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オマージュ以外にもビックリするような秘密が 「X エックス」【飯塚克味のホラー道】

©2022 Over The Hill Pictures LLC ・・・All Rights Reserved. 飯塚克味のホラー道 第24回「X エックス」  気鋭の映画会社A24が製作し、今年の5月に全米公開されるや、この規模の作品としては異例の4位でスタートし、その後4週連続で興行ランキング10位・・・
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日本だと二の足を踏みそうな修羅場も遠慮なく描写 「哭悲/THE SADNESS」【飯塚克味のホラー道】

©2021 Machi Xcelsior Studios Ltd.・・・ All Rights Reserved. 飯塚克味のホラー道 第23回「哭悲/THE SADNESS」  ちょうど1年前に公開された台湾ホラー『返校 言葉が消えた日』も素晴らしい出来だったが、今回紹介する『哭悲/THE SADNE・・・
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ファンタ的ジャンルミックス&ラストには爽やかさも 「ブラック・フォン」【飯塚克味のホラー道】

© 2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rig・・・hts Reserved. 飯塚克味のホラー道 第22回「ブラック・フォン」  ここ最近、ブラムハウス・プロダクションズの快進撃が止まらない。『透明人間』『ザ・スイッチ』『ハロウィンKILLS』の大ヒット、今年も『フォーエバー・パー・・・
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唯一無二、永遠の名作を是非スクリーンで 「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」【飯塚克味のホラー道】

4K restoration © 2017 Image Ten, ・・・Inc. All rights reserved.“NIGHT OF THE LIVING DEAD was restored by the Museum of Modern Art and The Film Foundatio・・・
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オリジナルへのリスペクトにあふれ、新世代キャストも充実 2022年版「スクリーム」【飯塚克味のホラー道】

スクリーム(2022) ブルーレイ+DVD (C) 2021, 2022 P・・・aramount Pictures. 飯塚克味のホラー道 第20回「スクリーム(2022)」  メタ・ホラーというジャンルをご存じだろうか?登場人物たちが、ホラー映画の定義やルールを語り、「こういう時は、裏口から逃げようとすると犯人・・・
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「サンゲリア」 「ゾンビ」以上に愛されているかもしれないゾンビ映画 【飯塚克味のホラー道】

サンゲリア -日本語吹替音声完全収録4Kレストア版 (C) R.T.I. S・・・.p.A.- Rome, Italy. Licensed by Variety Distribution Srl - Rome, Italy. All Rights reserved. 飯塚克味のホラー道 第19回「サンゲリア」  ・・・
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「処刑山 -デッド卍スノウ-」 CGに頼らない特殊効果のすばらしさ 続編も注目 【飯塚克味のホラー道】

© 2021 Silva Mysterium, Hobab, Fi・・・lm i Väst 飯塚克味のホラー道 第18回「処刑山 -デッド卍スノウ-」  今回紹介するのは、2010年に日本で公開されたゾンビ映画。なぜか今になってブルーレイ化されたのだが、これを出したいと思っていたメーカーの担当・・・
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「ハッチング ―孵化―」 うごめく人間の闇の感情 楳図かずお作品に近い世界観 【飯塚克味のホラー道】

© 2021 Silva Mysterium, Hobab, Fi・・・lm i Väst 飯塚克味のホラー道 第17回「ハッチング ―孵化―」  今回紹介するのは、フィンランドで生まれた北欧ホラーである。ここ最近の作品でも『ぼくのエリ 200 歳の少女』(2008)や『ボーダー 二つの世界』・・・
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「TITANE/チタン」 あなたの好みに合うか? 冒険的な映画体験になるはず 【飯塚克味のホラー道】

© KAZAK PRODUCTIONS – FRAKA・・・S PRODUCTIONS – ARTE FRANCE CINEMA – VOO 2020 飯塚克味のホラー道 第16回「TITANE/チタン」  2021年、2年ぶりに行われた第74回カンヌ国際映画祭で、最・・・
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「リーインカーネーション」 人は死んだらどうなるのか 人類の疑問に一つの答え 【飯塚克味のホラー道】

(C) 1974 BING CROSBY PRODUCTIONS. ALL ・・・RIGHTS RESERVED. 飯塚克味のホラー道 第15回「リーインカーネーション」  人は死んだら、どうなるのか?意識や記憶が一体になった魂はどこへ行くのか?人類共通の疑問に、一つの答えを提示したのが1974年に製作され、19・・・
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「ポゼッサー」 ブランドン・クローネンバーグが敢えて父親に近いフィールドで 【飯塚克味のホラー道】

©2019,RHOMBUS POSSESSOR INC,/ROOK・・・ FILMS POSSESSOR LTD. All Rights Reserved. 飯塚克味のホラー道 第14回「ポゼッサー」  『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のジェイソン・ライトマン監督や、『マンディ 地獄のロード・ウォ・・・
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隠れた名作「墜落大空港」 圧巻の飛行機墜落シーン ムード満点の不可思議な展開 【飯塚克味のホラー道】

(C) 1981 RIACI INVESTMENTS PTY. LTD. A・・・LL RIGHTS RESERVED. 飯塚克味のホラー道 第13回「墜落大空港」  このページをご覧になっている人ならご存知かと思うが、『ホラー・マニアックス』という毎年ホラー映画をリリースしているソフトのシリーズがある。スタート・・・
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「アントラーズ」 ホラー好きにはもちろん、社会派ドラマが好きな方も是非 【飯塚克味のホラー道】

『アントラーズ』 ディズニープラス「スター」で配信中 © 2019・・・ Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved. 飯塚克味のホラー道 第12回「アントラーズ」  全米で3週連続ベスト10入りを果たしたモンスターホラーが、日・・・
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「サイコ・ゴアマン」 閉塞感が漂う世界に風穴を開ける、大玉花火のような一本 【飯塚克味のホラー道】

  飯塚克味のホラー道 第11回「サイコ・ゴアマン」  昨年の・・・夏に公開され、一部のファンに熱烈歓迎されたホラー・コメディ『サイコ・ゴアマン』がついにソフト化された。といっても公開規模も小さかったし、かなり偏った人向けの作品なので、興味のある人がどれほどいるのか、ちょっと気になるところでもある。だが、こ・・・
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「マニアック・ドライバー」 無駄を一切排除した狂った内容のジャーロ作品 【飯塚克味のホラー道】

  飯塚克味のホラー道 第10回「マニアック・ドライバー」  ・・・このサイトを読まれている方は光武蔵人監督をご存じだろうか?アメリカをベースに活動していて、2004年に密室劇のサスペンス『モンスターズ』で長編デビューを果たしてからは、主演も兼ねた『サムライ・アベンジャー/復讐剣盲狼』(2009年)、女暗殺・・・
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「ラストナイト・イン・ソーホー」 エドガー・ライト待望の新作は新タイプの映画 【飯塚克味のホラー道】

  飯塚克味のホラー道 第9回「ラストナイト・イン・ソーホー」 ・・・  今回、紹介する『ラストナイト・イン・ソーホー』の監督はエドガー・ライト。最近、どんどんメジャーになっているが、規模が大きくなっても初心を失うことのない信頼できる作り手の一人だ。注目を浴びることになったのは、盟友サイモン・ペッグと組んだ『・・・
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「マリグナント 狂暴な悪夢」 ”つまらなかったら、映画見るのを止めた方がいい” それくらい最高

飯塚克味のホラー道 第8回「マリグナント 狂暴な悪夢」  映画館で上映後、・・・前を歩いていた男性二人組が「この映画がつまらなかったら、もう映画見るのを止めた方がいいよ」と言っていたのを耳にした。今回の『マリグナント 狂暴な悪夢』はそれくらい最高な一本である。  監督はジェームズ・ワン。ホラーファンには『ソウ』『死霊・・・
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「ハロウィン KILLS」 ここまで社会の闇をえぐり出せるのかと震撼 【飯塚克味のホラー道】

  飯塚克味のホラー道 第7回「ハロウィン KILLS」   ・・・日本にハロウィンが定着したのはいつの頃だろう?『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』(93年)が公開された90年代あたりからだったと思うのだが、ジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』(78年)が日本で公開されたのは79年夏。まだまだハロウ・・・
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「キャンディマン」 衝撃のラストを観たら、続きにも期待せずにはいられない! 【飯塚克味のホラー道】

飯塚克味のホラー道 第6回「キャンディマン」  『ゲット・アウト』『アス』・・・で大ヒットを飛ばし、ホラー映画界に新風を吹き込んだジョーダン・ピールの新作がやってくる。今回は、監督はせず、製作・共同脚本という立ち位置だが、それでも完成度の高い作品に仕上げてしまうあたりは、さすがという他ないだろう。その新作とは『キャンデ・・・
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「クライモリ」 捜索する父親を描くことで立体感 ちょっとの工夫でリブート成功 【飯塚克味のホラー道】

飯塚克味のホラー道 第5回「クライモリ」  2003年に公開され、その後、・・・6作ものシリーズ作を生んだ『クライモリ』がリブートされた。訳あって、山奥の道に迷い込んだ若者たちが、そこに人知れず暮らす、人食い連中に襲われるというストーリー。『ターミネーター』シリーズの視覚効果で知られるスタン・ウィンストンがプロデューサ・・・
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「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」 悪魔だけではなく、病とも戦うのは大変! 【飯塚克味のホラー道】

飯塚克味のホラー道 第4回「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」  『アナベル・・・』関連などスピンオフばかりで、肝心のシリーズ作としては2016年の第2作『死霊館 エンフィールド事件』以来、5年ぶりとなる『死霊館』シリーズの第3作がついに日本公開。ファンの期待は嫌でも膨らむところだが、期待半分、不安半分な人も多いのではな・・・
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「スパイラル:ソウ オールリセット」 過去作を見ていても、いなくても楽しめる 【飯塚克味のホラー道】

飯塚克味のホラー道 第3回「スパイラル:ソウ オールリセット」  2004・・・年に『ソウ』が公開された時、誰もがその斬新な設定に驚きを隠せなかった。薄汚い部屋に、離れて手錠をかけられた男が二人。彼らの間には一人の死体が横たわっている。二人はなぜ、ここにいるのか?閉じ込めた犯人の目的は?死体は一体何者なのか?密室型のミ・・・
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あの衝撃から22年 シャマラン監督「オールド」も、しっかりオチは付いている 【飯塚克味のホラー道】

飯塚克味のホラー道 第2回「オールド」  M・ナイト・シャマラン監督の映画・・・はクセになる。「どうせ大したオチもないんだろう」と思いつつ、なぜか毎回見る気にさせてくれるのだ。そんな彼が22年前の1999年に放った『シックス・センス』は間違いなく傑作だった。幽霊が見えるという少年を担当することになる精神科医のドラマで、・・・
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「ドント・ブリーズ2」の老人は「T2」のシュワだ! 【飯塚克味のホラー道】

飯塚克味のホラー道 第1回「ドント・ブリーズ2」  ホラーと言うお題を頂い・・・たものの、いきなりホラーとは言い難い作品を紹介することになってしまった。とは言え、前作『ドント・ブリーズ』は間違いなくホラーであったのだから、ちょっとややこしい。  前作のあらすじはこうだ。ケチなコソ泥の若者3人が、地下に大金を隠している・・・
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